働き方や、働く場所の自由度が増していく中で、社会人経験で身につけてきたスキル・知識の発揮先や、発揮の仕方を模索している方は多いのではないでしょうか。同じようなスキル・知識を持っていても、目指しているものや、仕事に取り組むスタンスによって、発揮される力がは左右されるものです。

新卒採用領域の人材系ベンチャー企業に勤めている濱上翔さんは、30歳でライフステージが変化したことを機に、自分の働き方を見つめ直そうと、ZaPASSのコーチングを受け始めます。月に一度のコーチングを繰り返し、自分自身でも意識していなかった本来の強みと、その生かし方に気づけたそうです。

強みを意識できたきっかけと、それによって生み出された変化とは。濱上さんの実体験を聞きました。心からやりたいことをして、自分らしいパフォーマンスを発揮したい人に届けたい1本です。

(※本記事は2020年に取材したものをリメイクしてお届けしています)

働き方のヒントは「過去」にあった

普段は、知人と創業した企業で、クライアント企業の新卒採用の支援をしています。当初4名で始めた会社は、6年目に突入し、社員数70名を超えるまでに成長しました。

新卒領域に想いを持って対峙しているのは、もともと僕自身が課題感を感じていたから。地方出身ゆえに、就活時には東京の学生に比べて機会と情報に差があることを強く感じました。僕と同じようなことがまさに全国で起こっていると思い、その格差を埋めたくて、就活支援団体の立ち上げを行い、今に至ります。

それ以降、自分がやるべきことは明確で、一心に走り続け、気づけば30歳。ライフステージも変わり、会社も大きくなっていく中で改めて自分の働き方を見つめ直そうと思った矢先に出会ったのが、ZaPASSのコーチングでした。

最初のコーチングは、質問と回答を自分なりに準備して臨みました。せっかくコーチにお時間を頂くのに、まとまっていない状態で言葉を投げかけたり、質問に上手く回答できない状態を避けたかったんです。

でも、コーチの宮本さんは「何を話してもいいんですよ。この時間はあなたの為にあるんだから」と言って、様々な角度から質問を投げてくれて。その結果出てくる、事前に用意していない回答、つまり自分から不意に出てくる言葉にこそ、意外な発見が多くあることに気づきました。

中でも印象的なのは、「あなたらしくパフォーマンスを出せたのは、どんな状態のときですか?」という問い。僕はふと、学生時代のことを思い出しました。いくつかの団体を立ち上げ、周りを巻き込み、社会に働きかけていた自分——

社会人になってからは、積極的に外部への発信はしていなかったので、そこに強みがあることは意識から外れていました。ですが、質問をもらったことで当時の姿を思いだし、自分の中で何かが変わったんです。周りを巻き込み、社会に働きかけていく——この強みを通して、これまで秘めていた新卒領域の理想を、本気で実現していこうと動きだしました。それが変化の始まりでした。

強みを明確にすると、貢献の幅が広がる

僕が胸に秘めていた理想——それは、市場で既に“優秀”と言われる学生の母集団を、企業が集めるだけの採用活動に止まらず、優秀な学生たちを一緒に育て増やしていく活動となること。学生が大学で学ぶ内容と、社会で必要な能力との間に生じているギャップを解消する教育を提供しながら、企業のファンづくりを進めていく世界観でした。

この世界観を“Educational Recruiting”と名付け、社内外に向けてすべきことを整理し、アクションプランに落とし込んでいきました。

例えば、日本を代表する企業様とプロジェクトを立案し、全国の学生に向けてイベントを実施したり、Educational Recruitingを推進できるコミュニティを作るために、人事の交流会の主宰や、人事向け勉強会への登壇、そこでの情報発信をしていく。次第に事例が増え、「この領域を相談するなら濱上に!」という期待をもらえるようになっていったんです。

また、お客様に対して「社会のためにも御社のために、長い目線で見て○○することはできないですか」と、正直な想いを伝えられるようになりました。結果、集客領域だけでなく、企画段階の相談を多数いただけるように。強みを思い出したことで、かつての学生の頃のように、自分の理想を伝え、周りの人を巻き込んでいき、貢献の幅が広がっていくことが嬉しかったですね。

自分が提案した企画で、たくさんの学生や企業の方々が、信じて仲間になってくれたこと。学生の人生が変わるかもしれない、と感じられたこと。「やればできるじゃん!」と自信もついてきて、“世の中に貢献できている感覚”は、以前に増して肌で感じるようになりました。

“強みを通して、これまで秘めていた新卒領域の理想を、本気で実現していこう”と決めたあのコーチングから、仕事がより楽しくなっていきましたね。

「在り方」×スキル×知識が成果を最大化する

コーチングの問いのおかげで、学生時代の成功体験を思い出し、「想いを伝え、人を巻き込む」という、自分の強みを意識できるようになりました。

スキル・知識があまりない学生時代こそ、自分らしいパフォーマンスを出す「在り方」のヒントが眠っているのかもしれません。それを、社会人で身につけたスキル・知識と掛け合わせることで、周りの反応や生み出す結果が大きく変わっていくのを実感しています。

新卒採用の領域は、本質的な結果が出るまでに時間が掛かります。目指している目標に対して現在はまだ10%くらい。引き続き、理想を伝え人を巻き込むという在り方を大切にしながら、頑張っていきたいと思います!

[取材構成編集・文] 水玉綾、林将寛、佐藤史紹  [撮影] 戸谷信博

Beingは、
ひたむきに生きるビジネスパーソンが打ち明けた、
純粋な願いたちを集めました。

人として、組織として、社会として、
本当はどう在りたいか。

組織と事業の成長、取り巻く環境変化のなかで
ときに矛盾や葛藤、経済合理性にもがきながら
彼らがBeing-在り方-を磨いてきた過程とは。

ここでしか語られることのない
飾らない言葉たちを分かち合います。

さあ、本当の願いからはじめよう。

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