ZaPASSコーチ養成講座の講師を務めていただくのが、株式会社はぐくむ 代表取締役社長 小寺 毅(こでら・たけし)さんです。

新卒で新規商品企画のリーダーとして働きながらコーチングを学び、資格取得・プロデビュー後、2006年に株式会社はぐくむを創業。そこから一貫して、エグゼクティブ向けコーチングやコーチング型経営コンサルティング、学生向けのコーチングスクールなど、コーチングを活かした事業展開を手掛けてきました。

そんな小寺さんのコーチングに対する思いや講座内容のこだわり、そしてこれからコーチングを学ぶ方へのメッセージを伺いました。

根底にあるのは、もっと生き生きとした人であふれる社会にしたいという思い

ー小寺さんは、なぜコーチになられたんですか?

もともと学生時代は、政治家を目指していたんです。「一人ひとりが自らの才能を存分に発揮してイキイキと生きられる国にしたい」という気持ちが強く、教育改革をしたいと思っていました。でも、大学生のときに体験した出来事を通じて、政治家としての生き方ではなく、別のアプローチから自分の志の体現を模索する様になりました。

そして、改めてどのように想いを叶えていくかを考えた結果、起業家として草の根から、社会にとって良いことだと自分が思える取り組みを始めていこうと決意しました。もしも、その取り組みが良ければ、必ず世の中に影響が広まっていくはずだと考えました。

起業する覚悟を決め、どこから事業を立ち上げようかと思案していたときに出会ったのが、コーチングです。

コーチングは人の可能性を引き出せるもの。コーチングという関わり方ができる人が社会に増えていけば、生き生きと自分のやりたいことに向かっていける人も自然と増えるはず。それは自分が実現したい未来を実現する上で、非常に大切だと感じ、まずは私自身がコーチになろうと決意しました

コーチ的な関わり方を増やすことが、世の中を良くしていく

ー小寺さんは、コーチであると同時に、コーチング型経営コンサルティングや学生向けのライフデザイン/コーチングスクールなどの事業も手がけられていますよね。一人のコーチとしてコーチングを提供するだけに留まらず、コーチ育成やコンサルティングにも取り組まれているのはなぜですか?

私自身がコーチとして関わりクライアント(コーチングを受ける人のこと)に変化をもたらすだけではなく、コーチングそのものを世の中に大きく広めていきたいからです。

コーチングは、子どもから働く大人まで、全ての人にインパクトを与えることができる。コーチ的な関わり方ができる人が増えていけば、自分のやりたいことに向かって、生き生きと主体的に人生を歩める人も自然と増えていくと思うんです。

例えば教育現場なら、自分のやりたいことに自信を持って、臆せずチャレンジする子どもたちが増えていくでしょう。会社の中では、指示を待ってルーティンとして仕事をこなす人が減る代わりに、主体性を持ち、より良いパフォーマンスを出せる大人が増えていくはずです。

それはコーチングを通じて、自分が問われることで、「周りがそうしているから」「あの人にそうしろと言われたから」といった他人モードから抜け出し、真なる意味で自分を生きることを支援できるからです。

そういった自分を生きる人が、世の中で1人でも多く増えていったら、会社や学校、家庭においても、イキイキと生きる人たちが増えていくと思っています。

そういう想いを抱きながら、組織変革のサポートをするコンサルタントとして、コーチングを教える講師として、企業や学生との関わりを大事にしています。そして、人を応援しあえる、誰もが生まれ持った才能を存分に発揮して生きられる社会をはぐくんでいきたいと思っています。

「可能性の最大化」のため、自分にも相手にも本気で向き合えるコーチを目指す

ー講座内容のこだわりを教えてください。

コーチングを教えていく上で何よりも大切にしているのが、根底にある思想です。

「人の可能性の最大化」という基本思想は、どのコーチ養成機関でも大切にしている部分です。特に私が経営する株式会社はぐくむ及びZaPASSのコーチング講座では、以下の3つを根底の思想として置いています。

誰もが、心の中により良い人生を歩みたい、幸せな人生を生きていきたいという願いを持っていると思っています。そして、誰しもにその願いを実現する力があり、どんな状況であったとしても常に可能性はある。この思想を取り入れ、体現していくことを何よりも大切にしています。

ZaPASSの講座を受講される方は、ビジネスの第一線で活躍されているビジネスパーソンの方も多く、「速くコーチングのスキルを習得したい」「コーチングの技術をマネジメントに活かしたい」と考えている方もいらっしゃいます。

もちろん、スキルを身につけることも重要です。しかし、まずは根底にある思想から学び始めなければ、相手にインパクトを生み出すコーチングを習得することはできません。スキルを学ぶだけでは不十分なのです。

受講者の方には、まずはこのスタンスを体に馴染ませた上で、具体的なスキルを学んでいただきます。

コーチングは実践なくしては身につかないものなので、講座にはワークを多く取り入れています。

コーチングは知識ではなく、実践を伴う実学です。知識としてのコーチングを知っているだけで立派なコーチになれることはないので、講座中はもちろんですが、講座外でも受講生同士が学び会える機会を積極的に作り出しています。

受講生同士のコミュニティーを作り、講座外でのやりとりがたくさんあるのが僕のクラスの特徴です。このコミュニティーが受講生に喜ばれていて、「一生ものの仲間、コミュニティーに出会えて本当に受講して良かった!」と言っていただけています。

学びは1人でやるよりも、たくさんの人たちと関わり合いながら進めた方が学び合いがより多く生まれます。ですので、講座中には受講生の方にたくさん話し合っていただく時間もあります。オンライン講座なので、画面オフ&ミュートで参加したり、あとで録画視聴も可能ではあるのですが、画面オン&積極的に発言したりするのが一番の学びと成長につながります。

ー小寺さんが考える理想のコーチ像は、どのような姿でしょうか。

私が考える良いコーチとは、「相手の可能性を信じて、本気で関わることができるコーチ」です。

基本的には、相手の自主性、本人の中から出てきた答えを重んじるのがコーチのスタンスです。しかし、重要な局面においては、本人の意思を尊重するだけでは不十分なこともあります。相手が苦しい局面から目を背けていたり逃げようとしているとき、コーチがその状況に流されずに、本気で相手に向き合えるかどうかで、コーチとしての本気度、力量が試されるのです。

相手にとって耳が痛いことだとわかっていても、グッと踏み込んで厳しい言葉をかける。それは、簡単にできることではありません。それでも、そういった状況に本気で向き合うことのできるコーチこそ、真のプロフェショナルだと考えています。

これから、ZaPASSでコーチングを学ぶあなたへ

ーこれからコーチングの学びをスタートさせる方に向けて、メッセージをお願いします。

実際にプロのコーチになるかどうかに関わらず、コーチングを学ぶことは、人生に対して必ず良いインパクトがあると思っています。

人の幸福度に、最も強く影響を与える要素のひとつが「人間関係」です。そして人間関係は、コミュニケーションの質によって変化します。だから、コミュニケーションの質が高まれば、より良い人間関係を築くことができ、幸福度の高い人生を歩めるようになります。

コーチングは、コミュニケーションの質を高めてくれます。特に、先にお伝えした「コーチングの根底にある思想」を取り入れることで、周りへの接し方がガラッと変わるんです。人にやさしくなれたり、相手の願いや夢を支援しやすくなったり……。その変化は、様々な場面で実感できるでしょう。

「新しく、こんなことをやってみたいんだけど…」という相手の挑戦や夢に対して、「できるはずがない」とあしらうのではなく、相手の声にじっくりと耳を傾け、想いを引き出し、背中を押せる。こうして、関わる相手をより一層輝かせられるようになります。

たとえ、コーチという職業に就かなくても、コーチ的なコミュニケーションによって、誰かの可能性の最大化に貢献できる。その人の強力なサポーターになれる。そこに、コーチングを学ぶ大きな価値があります。

[取材] 管大輔 [編集] 青木まりな [撮影] 伊藤圭

※コーチ養成講座の詳細はこちら
https://zapass.co/academy/

Beingは、
ひたむきに生きるビジネスパーソンが打ち明けた、
純粋な願いたちを集めました。

人として、組織として、社会として、
本当はどう在りたいか。

組織と事業の成長、取り巻く環境変化のなかで
ときに矛盾や葛藤、経済合理性にもがきながら
彼らがBeing-在り方-を磨いてきた過程とは。

ここでしか語られることのない
飾らない言葉たちを分かち合います。

さあ、本当の願いからはじめよう。

メディア「Being」は
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