ZaPASSはこの度、2024年2月に創業5周年を迎えました。ここまでZaPASSの歩みを支えてきてくださった皆様に、改めて感謝申し上げます。そしてZaPASSは2024年2月9日、節目のイベントとして『コーチング×ビジネスで、私たちZaPASSが繋いできたパスとこれから〜創業5周年記念、メンバー対談イベント〜』をオンラインにて開催しました。登壇したのは、ZaPASS代表の足立愛樹と、ZaPASSパーソナルコーチング事業部事業責任者の大久保亮佑、そしてZaPASSアカデミー事業部所属の新卒1号社員、大門史果。モデレーターはアカデミー事業部事業責任者でZaPASSプロフェッショナルコーチの横峯智子が務め、ZaPASSのこれまで・今・これからを対談形式でお話しました。知る人ぞ知るZaPASS創業期のエピソードからパーソナルな経験まで、代表とメンバーが赤裸々に語り尽くし、感情と対話を大事にするZaPASSのカルチャーを体現したようなイベントになりました。(イベントのアーカイブをYoutubeで公開しています。移動中の方や、ながら作業を好まれる方は、こちらからご視聴ください。)コアメンバーが語る、ZaPASSに辿り着くまでの多様な経緯と、5周年を迎えた今の気持ちー参加者のみなさん、本日はお時間をとってご参加いただき、本当にありがとうございます。今日はZaPASSの創業5周年を記念して、メンバーの対談イベントをさせていただきます。実は自分達の話をこうして聞いていただくというのは結構珍しいことでして、メンバーの対談イベントも初の試みなので、一同とても緊張しております。まずはメンバーから自己紹介と、「5周年を迎えて、今どんな気持ちか」をテーマに、シェアしていきたいと思います。足立さんからお願いできますか。足立:ZaPASSで代表をしています、足立と申します。今日はお越しいただき本当にありがとうございます。1年以上、過去の経歴から自己紹介をするということをしていなかったので、新鮮な気持ちです。僕は2012年にマーケティングに特化したベンチャー企業に新卒入社し、そこで製品開発企画のPMを経験しました。その後2017年からAnymindというスタートアップで香港拠点の立ち上げに携わり、2019年の2月にZaPASSを設立しました。Anymindで台湾、フィリピン、深圳など複数拠点のマネジメントをすることになったときに、自分のスタイルではなかなか立ち行かなくなってきて。元々2015年ごろから個人的にコーチングを受けていたのですが、そのタイミングで初めてマネジメントにコーチングを取り入れる、という方法に出会ったんです。その結果、複数拠点に分かれているメンバーをマネージして予算を達成することができて。コーチングは自分自身の夢に向かっていく上ではすごく役立つと思っていたのですが、複数人の関わりの中でもこんなにもパワーを発揮するんだな、と驚いたことを覚えています。その経験が、ZaPASS創業につながりました。5周年を迎えたことに関しては、非常に嬉しく、リラックスした気持ちでいます。先日はオフラインで5周年をお祝いする会もさせていただき、多くの方に改めて感謝をお伝えすることができました。ZaPASSは5年前に創業してから本当に多くの方に支えられてきたんです。「皆さんと一緒に作ってきた」と思っているので、そんな仲間の1人1人と繋がることができ、「また来年もお祝いしましょう」と言い合えたことが本当に嬉しかったですね。また、10人くらいの方がわざわざ僕の目の前に来て、「ZaPASSを作ってくれて本当にありがとうございます」と言ってくださったことに感動しました。「自分が想像していた以上に役に立つことができている」「人生の変化のきっかけや、起点を作ってくることができたんだな」と感じることができ、とても嬉しかったです。ーありがとうございます。続いて大門さん、よろしくお願いします。大門:アカデミー事業部の大門史果と申します。私はコーチ養成講座の事業企画から、受講を検討されている方や講座生の方とのコミュニケーションまで、幅広く担当しています。 普段は毎週説明会を担当しているので、原稿がある中で話すのは得意なんですが、こういう対談形式は少し緊張するなと思っていました。でも、皆さんのお顔を拝見して少し緊張がほぐれてきたところです。私は2020年、大学4年生の時にZaPASSと出会いました。当時のインターン先の上長が、ZaPASS共同創業者の管さんで。たまたま私が「コーチングに興味がある」という話をしたときに、「副業で、こういう会社をやっているんだよ」と紹介していただいたのがZaPASSだったんです。そこからZaPASSでインターンを始めたのですが、当時はもう就活が終わっていたので、内定先へ入社するまで働かせていただこうと思っていました。でも、2ヶ月くらい経った時点で「ここで働き続けたい」とビビっと来まして。管さんに、「ZaPASSで新卒として働きたいです」とお伝えして面談の機会をいただき、翌月に内定をいただくことができました。振り返って、この選択をして本当によかったと思いますし、前例がない中で新卒第一号として受け入れていただけたことに、改めて感謝しています。5周年にあたっては、感謝と嬉しい気持ちでいっぱいです。そして、いま自分がそんな風に思えていることが、とても嬉しいなと思っています。インターンとして働き始めた当初は、創業メンバーの皆さんの事業に“関わらせていただいている”という感覚が強かったんです。でも、今は私個人の感情として、感謝と嬉しさが溢れてくる状態で、ZaPASSの一部になれた実感があり、嬉しいですね。ー大門さんが新卒第一号として加わって以降、今では12人のコアメンバーのうち3人が新卒入社で、フルで働いてくれています。それもひとつ、今のZaPASSを表すものですよね。ありがとうございます。続いて大久保さん、自己紹介と今のお気持ちを聞かせてください。大久保:個人向けコーチングサービスを提供する、パーソナルコーチング事業部の責任者をしております、大久保亮佑と申します。僕は昨年の6月からギリシャに住んでいて、いまこちらは午後1時ごろです。時差の関係でいつも朝4時に起きて仕事を始め、この時間はお昼寝をするんです。 なので少し眠くなる時間なのですが、今日はコーヒーをたくさん飲んで、バキバキな状態で参加しています(笑)僕はZaPASSが法人化する前の2018年から、先ほどお話に上がった管さんと一緒に働いていました。当時ZaPASSはコーチング事業が始まる前段階で、毎朝ミーティングをしては、色々な事業検証をしているタイミングで。「亮佑もやる?」と言われて「じゃあやろうかな」という感じで入りましたね。そこから5周年と考えると、「すごくあっという間だったな」と思いますし、「むしろこれからがスタートだな」という前のめりな気持ちでおります。時代の流れとともに進化し続ける、ZaPASSの3つの事業。すべては「自分らしく笑える大人と、未来が楽しみな子どものために。」ーZaPASSは2019年の創業時から、「自分らしく笑える大人と、未来が楽しみな子どものために。」というビジョンのもと、コーチング事業を展開しています。ここからは、ZaPASSの現在の主な事業である、パーソナルコーチング事業部とアカデミー事業部、法人事業部の3つの事業ごとに、創業からの5年間を振り返っていきたいと思います。まずはパーソナルコーチング事業部の大久保さんから、2019年から今までの歩みを振り返ってみて、いかがでしょうか。大久保:様々なチャレンジと飛躍を経験しながら広がり続けてきた5年間だったなと思います。パーソナルコーチング事業は現在は170名のコーチの方にご登録いただいていますが、当初は3名からスタートしました。そこから2020年の4月末ごろに日経新聞に掲載されたことがきっかけで、ゴールデンウィークにお問い合わせが殺到したんです。5連休はずっと、コーチングを受けることを希望される方との事前面談をしていたのが印象的でしたね。その後2021年までは、ZaPASSメンバーや、初期のユーザーの方によるご紹介によって、順調に輪が広がっていきました。一方で、2022年に入ってからは、少し潮目が変わりました。それまでご利用いただいていた方とは違ったニーズをお持ちの方々にも興味を持っていただけるようになり、これまでのサービス内容では満足いただけない場面が出てきたんです。そこから打ち合わせやヒアリングを重ねてサービス改善を続け、今に至ります。ーこの5年間で、コーチングに対しての認知度や市場感もだいぶ変化してきていると思います。その時代の流れを見ながら、どんどん進化し続けていますよね。アカデミー事業部に関しては、振り返っていかがですか。大門さん、お願いします。大門:コーチ養成講座を提供しているアカデミー事業部は、ZaPASSの社内コーチと、コーチ養成講座の監修・講師を務めていただいている、小寺毅さんとともに歩んできた事業です。パーソナルコーチング事業部と同様、2019年の創業時からスタートし、皆さんに支えられながら成長してきました。振り返ったときに、講座生の皆さんからは、「ZaPASSのコーチ養成講座を受講したおかげで、人生にこういうことが起きました」とか「こんな変化がありました」、「こういうところに踏み出すことができました」など、嬉しいお声をいただくことが本当に多かったなと思います。受講中だけでなく、懇親会やイベントなどでお会いした時にも、養成講座の受講が人生のターニングポイントになったというお話をしてくださる方が多くて、そういうサービスをご提供できていることを、本当に嬉しく思います。事業として継続していくという点で、難しさや葛藤もあった5年間でしたが、講座生の皆さんからのお力添えやお声に支えられ、「卒業したことを誇りに思っていただけるスクールとして続けていきたい」という思いがより一層強まっています。ー今では300名を超える方々がZaPASSのコーチ養成講座を共にしてくださっていて、運営メンバーもほとんど全員がこの講座を経てきているので、 ZaPASSというコミュニティを語っていく上で、養成講座の存在は大きいと感じています。2021年に発足した法人事業部についてはいかがでしょうか。足立さん、立ち上げの理由や今までどのように風に進めてきたのか、お話しいただけますか。足立:2021年のことは、よく覚えています。立ち上げた理由は2つあり、1つ目は組織にコーチングを提供することと、ZaPASSのビジョン「自分らしく笑える大人と、未来が楽しみな子どものために。」が繋がると思ったからです。 当時、個人向けのコーチングを利用してくださっている100名近くの方に直接ヒアリングをさせていただいていて、その中で、職場での関係性に課題を感じている方が多かったんです。さらに世の中の状況も調べていくと、職場で「上司に理解してもらえている」と感じている人が4割にも満たないことや、関係性の不一致による損失額が世界規模で見ると数兆円にものぼることがわかって。週7日のうち5日を過ごす場所で、自分らしくいられなかったり、思っていることややりたいことを言えなかったりするのって、すごく辛いじゃないですか。しかも、それによって組織の生産性も落ちる。双方にとって、本当にもったいないことだと感じて。コーチングによるパワフルな関わり方を組織に導入することができたら、個人の課題と組織の課題を相乗的に解消することができるし、それは結果的に「自分らしく笑える大人」を増やすことにも繋がるのではないかと思ったんです。もう一つの理由は、自分の原体験から来ています。ZaPASS創業前に働いていた会社は二社とも未上場から上場に向かって急成長していたんです。その環境が僕はとても好きで、今でも当時のメンバーとは仲が良いのですが、日々スピード感を持って仕事を進めていく中で、自分の気持ちや状態を言えずに離れていくようなメンバーもいて。もっと違った関わり方やアレンジメントをしていれば花開いたかもしれない、その人の可能性が開かれないまま萎んでいってしまう様子を見ていて、すごく苦しかったんです。そういった課題も解決し得るんじゃないかと期待して、個人のお客様からのご要望もあってスタートしたのがこの事業です。そんな風にして2021年に始まり、21年のゴールデンウィーク前後に、非常に企業規模の大きい会社様二社へのご支援が始まりました。自分で全員と面談をして、コーチング体験のアレンジメントから説明会、レポートまでを全てやっていました。 その後、後々キーマンとなる藤田くんが入社してくれたことでより一層サービスが成長し、今も非常に多くの、日本を代表する企業様にお声がけをいただいています。事例の公開も許可してくださる企業様が多く、「人材開発や管理職向けの育成・定着にとってコーチングが本当に効果的である」ということを発信できていることも、嬉しく感じています。 今年はずっと温めてきたプロダクトのリリースもあるので、とても楽しみです。ZaPASSの質感と違うかも知れないですが、言葉が湧いてきてしまったので言うと、「めちゃめちゃ気合い入ってます!」っていう感じです。(笑)ーいいですね(笑)足立さんは「働く環境においても自分らしくあれる」ということに対するこだわりがとても強くて、ZaPASSの組織のあり方やカルチャー、組織体系にもかなり想いを込められていますよね。ZaPASSではここまでご紹介した3事業部とは別に、「ZaPASSエゴグラム」や「ZaPASS AIコーチング」といったプロダクトもリリースしていて、今後は開発体制がさらに充実していく予定ですので、リリースを楽しみにしていただければと思います。葛藤しつつも、コーチングの可能性を信じ続けた5年間。それぞれの道を通り、今花開いてきているものとはーここからは、皆さんのもう少しパーソナルな、ここでしか話せないような話を聞いていきたいと思います。テーマとしては、 「今まで5年間で感じてきた葛藤と祝福」ですね。大久保さんから、いかがですか。この5年間、個人的にどんな葛藤や祝福を味わってきたのか、聞かせてください。大久保:葛藤の面では、コーチングというサービスの特性上、提供側の一方的な努力だけでは提供価値を高めることができない、という点に難しさを感じてきました。コーチングは基本的に、クライアントさんの気持ちありきで、関わり方や進め方を決めますし、クライアントさん側の受ける姿勢や、コーチとの関係性によっても受け取れる価値の大きさが左右されます。僕がこれまでに携わってきた事業では、自分たちがブラッシュアップをすれば、色々な改善ができてきたんですよね。それに対して、コーチング事業ではコントロールできない部分が多い。むしろ、コントロールしようとすると価値が半減してしまうような側面があるんです。そういった点を踏まえたうえで、運営側としてどのようにすれば、クライアントさん及びコーチの方により満足していただけるのか、今でも難しいなと思いながら試行錯誤しています。また、コーチングを検討している方に価値をわかりやすく伝えることにも難しさがあります。コーチングの何に価値を感じるかが、クライアントさん一人一人によって違うので、「コーチングを受けるとこうなります」という言い方では、コーチングの価値を矮小化してしまうと思うんです。コーチングを受けている中で、大きく前進するときもあれば停滞するときもあって。振り返ると、停滞していた時期がその人にとって大きな意味があったということに気がついたり、そのプロセス自体が財産になったりするんですよね。そういった複雑さまで含めてコーチングの価値を伝えるとなると、すごく難しい。一方で、価値をしっかり伝えていかないと、事業として成り立たなくなってしまうので、そこには常に葛藤があります。ー扱うパラメーターが多いですよね。それも、個々人の気持ちの動きや関係性といった、目には見えないものが多い。色んな複雑なものを内包している事業だと感じます。大久保さんって確か、ZaPASSエゴグラムの判定は「アンドロイド」でしたよね。タイプ分けするとしたら、感情よりも論理や効率を重視する方だと思うのですが、その大久保さんがこの複雑な事業にこんなに熱量高くコミットしているのは、なぜなんですか?大久保:確かに。ZaPASSで働き始める以前の僕は、「感情はいらない。売上が上がればOK」と思っていて、コミットすることに対して自分の気持ちとか思いというのは関係なかったんですよね。でも、前職の会社でZaPASS講師の小寺さんにチームコーチングをしていただいたときに、「大久保さんは、まず感情を出すところ、自分を知るところから始めましょう。」「1日1行日記を書きましょう。」と言われ、徐々に自分の内面に注意を向けるようになっていったんです。そして段々と、売上の拡大や事業数字だけでなく、自分の思いが乗る部分にも着目して意思決定をするようになってきて。そういう、自分にとってはかなり大きな変容を経験したからこそ、コーチングの価値を信じられるし、これをもっと世の中に広めていくということに対して自信を持てていると感じます。「この5年間で感じてきた祝福」というのも、そこかなと思います。感情を扱っている今の方が、楽しく働けていますね。─ありがとうございます。ではそんな大久保さんから、感情ありきの大門さん。「感情こそ」という世界観の大門さんは、この5年間を葛藤と祝福という切り口で振り返るといかがですか。大門:振り返ると色々ありましたが、特に私は「いかにして矢印を自分自身から自分以外のことや人に向けていくか」がすごく難しかったなと思っています。インターンの初期などは、「いかにもらえるタスクを打ち返すか」「100%期待を超えていくか」「上司・上長に評価してもらえるか」ということにとても注力していて、そこをゴールに突き進んでいたんです。自分以外のことに目を向けているようで、実は矢印が自分自身に向いていて。でも、アカデミー事業部でチームを少しまとめるような立場になった時に、誰かがゴールを示してくれるわけではなくなり、どこを向いたらいいのかがわからなくなってしまったんです。そのことを頭では理解しながらも、自分自身の中に何も見つけられずに困ったり迷ったり、チームのみんなも少し惑わせてしまっていたんじゃないかなと思っていて。自信も少しなくなっていました。その時に、上長として関わってくださったのが、智子さん(モデレーター・横峯)で。智子さんの関わりによって、これまではなんとなく、誰かの正解を伺いながら仕事をしていたところから、「一緒に目指したいゴールに向かって試行錯誤していく、そういう“チーム”なんだ」ということを体感できたんです。「サービスや事業をどうしていきたいのかは、絶対ふみちゃんの中にあるよ」と言い続けてくださったのも本当に印象的でした。最初は全然自分自身の中にあるとは信じられなかったのですが、そういう関わり方を続けてくださったおかげで、「あ、本当にあるのかもしれない」と思えてきて、徐々にそれが確信に変わっていくような。そういう期間を過ごさせていただいたなと思っています。「相手の中に願いがある」とか、「相手の無限の可能性を信じる」というスタンスで人と関わることがコーチングのベースですが、それをお仕事の中でもやっていただいて。それによって、こんなにもお仕事に対する捉え方や取り組み方、パフォーマンスが変わるんだということを経験しました。このことが、私にとってはすごく葛藤したことであり、とても感謝していることで、初めてのお仕事経験の中での祝福だなというふうに思っています。─ありがとうございます。いつもこういう風に、主に若手の新卒メンバーが等身大のシェアをしてくれるんですよね。若手の方が丸裸になって「こう感じたんです」みたいなことを、全体の場でも言ってくれるじゃないですか。 それが組織全体に与える影響はすごく大きいなという風に思っています。では、足立さんお願いします。足立:せっかくなら、今あるものというか、口に出したことがないものにしたくなってしまって、そんな感覚で話したいなと思っています。振り返ると、「ZaPASSと自分」の間で葛藤してきた期間が長かったなと思うんです。ZaPASSと同じぐらいの規模の会社では、どちらかというと「社長がこっちと言ったらこっち」というような雰囲気があると思うのですが、コーチングの特性上も、ZaPASSのビジョン上も、「これが正解だ」と決めて走るような世界観ではないんです。僕もそういうのを求めていないですし。ただ、一人一人の腹落ち感や納得感をすごく大事にしてきたからこそ、僕の中では経営の観点から見て「今もうめちゃめちゃ攻めた方がいいな」と思う瞬間に、他のメンバーはまだそういう雰囲気でもないというシーンでは、とても不安になりましたし、ものすごく葛藤しました。でも、5周年を迎えたいま、改めてZaPASSの世界観や提供している価値を広めていくことに純粋に強い確信を持つことができていて、自分とZaPASSとの乖離が完全になくなりましたね。先日の5周年記念のオフラインイベントでも色々な方から話しかけていただいて、ZaPASSを通して出会った2人から婚約の報告をいただいたり、コーチ同士が繋がっていて、「今度サウナ行くんですよ」という話をしてくれたりしました。元々スタートアップの人事をバリバリやっていた人から「個展を開くんですよ」と言われたときは嬉しい驚きがありました。ZaPASSから経済として生み出されている、コーチ向けの報酬額も、年々急激に増えていっているんです。 国際資格を取って独立できたコーチや、ZaPASSからの報酬で非常に大きな額をコーチとして1本で稼いでるコーチもいらっしゃって。そういった結果を目の前にしたときに、広めてきてよかったと強く感じました。もし「知る人ぞ知る、すごくいい世界」だったら、繋がりも少なく、「ここではできるけど、仕事に戻ったら、あの感情、感覚では対応ができない」というような、限定的なものになってしまったかもしれません。「すごくしんどかったものが、捉え方が変わっただけで、自分にとってとても意味のあるものになる」という体験を得られることが、コーチングの価値の1つだと思っているんですが、その変化が実際に身近な人たちの日常にたくさん起きているのを目の当たりにして、いま純粋に、ZaPASSのサービスやコーチングを広めていくことへの確信が強くあります。なので最近は、自分自身とZaPASSが重なった状態で一体になって経営することができていて、そういう意味で、祝福です。心理的安全性と挑戦の両方にこだわるチーム。創業期から目指し続ける未来に向かってーそれでは最後に、これから先ZaPASSがつくっていきたい未来について、足立さんからお話しいただけますか。足立:ZaPASSには、「自分らしく笑える大人と、未来が楽しみな子どものために」というビジョンの実現のために自分達の才能や力を使っていきたい、と考える仲間が集まっています。ZaPASSを通して実現したい未来はこのビジョンに込められていて、創業期からずっと変わりません。例えば職場で人と会ったその瞬間に、「俺、今こんな気分なんだ」とか「昨日こうだったんだ」という話をして繋がれたり、子どもが大人に対して忖度なく「自分はこういうことをしたいよ」と言うことができたり。そういう世界観を日常にしていきたい。自分たちだけが心理的安全性を享受するのではなく、周りの人にもそれを届けていきたい。そういう思いがあるからこそ、安心して自己開示ができると同時に、ビジョンに向かって挑戦をしていく果敢な姿勢もある。そういう組織としてこれまで歩んできましたし、これからもそうあり続けたいと思っています。─ありがとうございます。本日参加いただいた皆さま、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。[文・編集] 鈴木みなみ