「STORY with ZaPASS」は、ZaPASSとの関わりを切り口に、ZaPASSサービスのクライアントさまの人生やその転機をお伺いする連載企画です。今回は、ZaPASSコーチ養成講座13期の卒業生である野田さんにお話を伺いました。新卒入社したベンチャー企業でマネージャーを務める野田さん。「指摘・指導がメインになってしまう自身のマネジメントを変えたい」という思いでコーチ養成講座を受講されたそうです。「短期成果の最大化と部下の中長期的な育成は完全にトレードオフだ」という考えが「両立可能」へと変わっていったコーチ養成講座での体験や、実際のマネジメントの現場でのコーチングの活かし方について、お話を伺いました。もっとメンバーの強みを引き出したい。本当に目指したかったマネジメントの形に、コーチングが役立ちそうだと感じた─コーチ養成講座を受講された経緯について教えてください。マネージャーとして、自分自身のマネジメントに課題を感じていたのがきっかけです。今の会社には新卒で入社して、最初は営業活動から始まり、徐々にリーダーやマネージャーの立場を任せてもらえるようになっていきました。その中で、メンバーのできないことばかりに目が行ってしまったり、指摘・指導をする時間が長すぎて、「褒めたいのに褒められていない」「強みを伸ばしてあげられていない」と感じることがすごく多くなってきていたんです。そして2年前の4月にエリアマネージャーというポジションになり、業務におけるマネジメント比率が100%になりました。そのときに、マネジメントについて体系的に学ぶ必要があると感じたのと同時に、自分が発揮すべき価値は「管理・統制」ではなく、「いかに、メンバーの持っている特性を活かすか」というところであって、その方が楽しいし、それを強みとしていくためにも、そういった内容を学びたいと強く思ったんです。そこから何を学んだらいいのかはかなり悩みました。もともとコーチングという言葉自体は社内でもよく使われていて、僕も興味はあったのですが、実はどういうものなのかあまり理解はしていなかったんです。なので初めは、ビジネススクールなど他の選択肢も検討していました。ただ、ZaPASSコーチ養成講座を受講していた高校の頃の友人から話を聞いた時に、「対話を通じて自分を見つめ直したり、感情と向き合ったりするような、実践的な学びができる。」ということを聞いて。今の自分にとって必要なものがありそうだなと感じたんですよね。「直接的にビジネスシーンに生きるかはわからないな」という考えも、本音としてはありました。でも、個人的な関心としてあった「キャリア支援」にも間違いなく役立つと感じたので、コーチングを勉強しようと決めました。最終的にZaPASSを選んだのは、ご縁を感じたからです。実はたけさん(ZaPASSコーチ養成講座 講師)とは会社の研修で一度お会いしたことがあり、とても印象に残っていました。さらに垂水さん(ZaPASS CHRO)は僕の会社の元取締役兼経営企画室長で。ZaPASSのホームページなどを拝見している中でそういった繋がりがあることがわかり、申し込みに至りました。短期成果の最大化と、中長期での育成支援の両立は“できる”──在り方で行動が代わり、チームも変わったー講座受講後、どのような変化がありましたか?期待していたマネジメントの分野で、実際の現場でコーチング的コミュニケーションを取り入れることができるようになり、自分だけでなくチームメンバーの振る舞いにも変化が起きてきています。講座を受ける前、部下に対して意図を持って接していくだけではなく、部下自身が成し遂げたいことや自己実現に寄り添ったり、本人が心の奥底で思っていることを引き出せるようになりたいと思っていました。その理想が完全に達成できたかというと、正直まだまだな部分もあります。でも、コーチングを学んでからは、あらかじめ着地点を決めた状態でコミュニケーションを取るのではなく、まずは全身全霊で相手の話を聞くということを意識できるようになってきています。そうやって着地点が定まらない中であっち行ったりこっち行ったりしながら対話をしていくと、当初は見えていなかった第3の選択肢が見えてくるということもありますね。メンバーの強みや特性にもっと目を向けたいという点に関しては、講座の終盤で学んだ”CAPS”というコミュニケーションスタイルの4分類を自分なりに落とし込んで活用しています。実は受講後に、配下のリーダー達とのミーティングでCAPSの勉強会をしたんです。お互いがどんなコミュニケーションスタイルを持っているのかを話し合った上で、「じゃあ、何を言われたら嬉しくて、どのような言葉に対してやる気をなくすんだろう」といった話もして。今はそれを参考に、コミュニケーションを取っていっているところです。CAPSの学びを通して、褒められるとすごくやる気が出るタイプのリーダーもいれば、逆に褒められるよりも、ストレッチ目標を置いてもらえた方がいいと感じるリーダーもいるということがわかりました。そのことを踏まえてコミュニケーションを意識するだけでも、部下のリーダーとしての振る舞い方が目に見えて変わってきているなと感じます。そういう行動が起こせているのは、自分の在り方や考えが変化したことによる影響も大きいと思います。というのも、コーチングを学ぶ前は、最短最速を重視する組織に属していることもあって、そもそも「短期成果の最大化と、中長期での育成支援の両立はできない」「完全にトレードオフだ」と思っていたんです。でも、講座内で自分と似たような思いを持つ受講生の方と対話を重ねるうちに気づきが広がっていって、いまでは「領域によっては全然両立できる」と考えるようになっています。ー具体的には、どのようにしてコーチング的コミュニケーションとビジネスにおける短期成果の最大化を両立されているのですか?緊急性と重要性で切り分けて、コミュニケーションスタイルを使い分けています。緊急かつ重要なところに関しては、正直今でも、指示型やティーチングに近いやり方をしています。 ただ、緊急性は低いけれども重要度が高い部分に関しては、ある程度方向性は明示しつつも、具体的なアクションは任せています。その上で、週次で方向性や、アクションが実際に結果として現れているかどうかの見直しを一緒にやっていく、といったやり方をしています。営業である以上、目標数字へのコミットや、目の前の顧客の課題解決など、緊急かつ重要な領域に関しては自身の経験則や引き出し含め指示型のようなコミュニケーションを取ることはありますが、一方で各個人の能力開発やWant/Willの実現に向けてのアクションプランなどについては、コーチング的なかかわりで相手自身に考えてもらい、中長期的に各個人が自走した状態で、かつゴールに向かって走れているような組織づくりをしたいと考えています。振り返ってみると、これまではすべてを緊急性高く求めるようなコミュニケーションが多く、そのために自身のやり方を押し付けているケースもありました。しかし、養成講座を通じてそういったやり方ではなく、Want思考のパワーの強さと重要性を学んだうえで、少しずつ自身のマネジメントも変えられていると感じています。また少し別軸ではありますが、話の目的によっても、自身のあり方を変えたりしています。例えば数字確認が目的のミーティングでは、淡々と確認すべき指標を確認して、できていない部分については原因追求をするという形をとっています。逆に定例の1on1やキャリア支援のための時間ではお互いの近況報告やプライベートの話から始めたりして、できる限りオープンな場になるように心がけたりしています。どんなシェアも気づきをもたらしてくれる──社外の仲間との対話から学んだ「場に出す」ことの豊かさービジネスシーンやマネジメント以外の分野で感じられた変化や得られたものなどはありましたか?自分と向き合うときにもコーチングを活かそうという意識が芽生えています。自分自身の過去や感情とはずっと向き合ってきたのですが、講座を経て、自分に対しても「ありたい姿に向けて伴走し、支援する」というコーチング的な姿勢でやっていきたいというふうに思うようになりました。目標に対してもそうですね。“自分に対して”って、1番難しいなと思っているんですよ。他者がいると強制力が働いたり約束を守ろうとしたりするんですが、自分一人だとサボってしまいがちで。でも、例えば、僕はトレーニングが趣味なのですが「理想の体型ってどんなだっけ?」と常に問いかけるために、待ち受け画像を変えたりしてみて。笑 これはCAPSでいうところのPタイプである僕の目標設定方法の特徴なのですが、講座内でもたけさんに「野田くんはきっと理想の人物像を待ち受け画面に設定しているでしょ。」とズバリ当てられましたね。笑また、受講前と比べて、場に出すことへのハードルは低くなったなと感じています。これまでは会社のミーティングでもあまり自分から発言するタイプではなかったんです。でも講座の中で「まずは思ったことを口にする」とか、「湧き上がってくるものを場に出す」ということに取り組んできたことがとても身になっていて。色々な対話を通じて、「思っている以上に人は他人に対して悪い捉え方やネガティブな評価をしない」ということにも気づいたんですよね。20人以上同期生がいらっしゃった中で、皆さんのどんなシェアからも学びがあり、だからこそ、「僕がなにか喋っているときにも多分誰かが学んでくれているだろう!」と、以前より気が楽になった部分があります。実際、社内のミーティングなどでも積極的に発言することで、その正否に関わらず周囲からフィードバックももらえるようになっているので、これは是非続けていきたいと思っています。ー講座を通しての感想や、印象的だったことはありますか?対話形式のこの講座に申し込んで、本当に良かったと思っています。普段は社内での関わりがメインなので、充実している一方で、 他の会社でどんな人がどんな仕事をしていて、どんな悩みを持っているのかといったことがわからないという、井の中の蛙感がとてもありました。でもこの講座を通して、意外と他の会社の方も似たような悩みを感じていらっしゃることがわかったり、「次のステップ行くとこういう悩みが出てくるんだ」ということを知れたりしました。そうやって社外の方との交流機会が増えたことによって得たものは、自分の中ではものすごく大きかったです。また、コーチング的対話を通じて深いシェアをしていく中で、同じ期の皆さんがそれぞれ今に至るまで、明るい経験だけでなく、悲しい過去も抱えてきていて、そういうヒストリーに対して向き合ってきたんだと知れたことはとても印象的でした。自分だけではなく、皆それぞれにドラマがあると知ったときに、仕事で関わる方はもちろん、今後の人生で接する人たちに対して、「その方がどんなヒストリーでこれまで生きてこられて、今どこにめがけて向かっていらっしゃるのか知りたい」という思いがより一層高まっていく感覚がありました。自分も他者も、可能性は無限大。本当に求めているものを諦めない人生をーZaPASSコーチ養成講座をおすすめするとしたら、どんな方ですか?皆さんにおすすめしたいですが、特に僕のようにビジネスでリーダー、マネージャー職をされている方にはとてもおすすめです。ZaPASSのコーチ養成講座では「自分自身が変わりたい」のさらに先で「周囲の人たちに対して自身がどういう存在でありたいか、どういう価値を貢献したいのか」といったところも深く探究することができると感じていて、そこから活かせるものは多いと思います。あとは子育て中のお母さんやお父さん。僕には子どもはいませんが、コーチングを通じて部下との接し方を模索する中で、子育てにもとても活かせそうだなと感じました。ー野田さんが今後大切にしていきたいことはありますか?自分で自分を諦めないようにしたいなと思っています。この養成講座を通じて、「可能性って無限大だな」と強く思ったんですよね。コーチングを使えば、目標まで導いたり、支援することが本当に可能なんだなと思いました。だからこそ、「自分はこんなもんでいいや」というふうに丸くなるのではなくて、「本当に求めているものって、 なんなんだろう」とか、子どものわがままぐらいの勢いで、自分の本音と向き合いたい。そこに嘘をつかずに、諦めずに、人生を歩んでいきたいなと思っています。[取材・編集]大門史果 [文]鈴木みなみ [撮影]須藤啓介 【ご案内】コーチング解説資料&セミナー動画無料プレゼントここまで読んでくださった方に、ビジネスパーソン向けコーチングスクール「ZaPASSコーチ養成講座」監修の解説資料と、2.5時間分のセミナー動画を無料プレゼントいたします。よろしければお役立てください。プレゼントの受け取りはこちら