【課題・導入背景】・ポテンシャルを持った若手リーダーのセルフマネジメント力・コミュニケーション力を向上させたい・自発的な成長を促進するために体系化されたスキームを模索していた【導入内容】・若手リーダー向け1on1コーチング【成果】・自己理解によるセルフマネジメント力の向上・仕事に向き合うスタンスの変化による、心理的負荷の軽減・パフォーマンスの向上今回お話を伺ったのは、株式会社CyberACE(サイバーエース)。成長企業とスタートアップに特化したインターネット広告代理店事業を展開している株式会社サイバーエージェントのグループ会社です。サイバーエージェントのベンチャースピリットを受け継ぐサイバーエースでは、ときにチャレンジングな環境に身を置かれることも多く、SEM本部局長の貫場さんもその一人でした。数十人の組織を回す役割を任された貫場さんは、「コア人材を育て、より自律的にまわる仕組みをつくっていきたい」と考え、マネージャーとして素質を持っていた後藤さんの自己成長を支援するために、コーチングを導入することを決めました。コーチングを通じて、後藤さんがマネージャーとしてどのような変化を遂げたのか、お話を伺いました。圧倒的なデータ量の強みと、人への向き合い方をセットで大事にする―― 御社の事業について、教えていただけますか?貫場さん:サイバーエースは2018年に設立した、サイバーエージェントのグループ会社です。サイバーエージェントは大手のお客様に対してアプローチを続けてきた会社でしたが、後発的にSMB領域のお客様に依頼をいただくケースが増えてきました。限られた社員数とリソースで、全てのお客様に対応するのが難しいという課題を長く抱えてたので、SMB領域によりコミットメントできる組織を作る目的でサイバーエースが設立されました。弊社の強みは、圧倒的なデータ量です。サイバーエージェント全体で見たときに、Google、Yahoo!、LINE、Facebookといった主要プロダクトの国内配信金額の取り扱いが現在1位になっており、言い換えると、我々が国内で一番配信データを持っていると思っています。そのデータに基づいて、顧客事業に直結する仕組みの構築とルール設計を実施し、効果に直結する運用ができることが弊社の強みだと思っています。また、仕組み・ルール運用だけでなく、商品を理解し事業戦略から逆算して行うようにアプローチできる時間を創出している点も弊社の強みと捉えています。お客様にちゃんと感情移入して、商品を理解し、事業戦略を考えている。この点も、手前味噌ですが、選んでいただいている理由だと思っています。―― 事業・組織共に、人への向き合い方をとても大事にされているのが印象的でした。会社全体として、経営陣が人に対して向き合う文化をすごく大事にしてきたので、組織としてすごくあたたかみがあり、仲間意識、帰属意識が強いカルチャーがあります。私個人としては、「人の成長を諦めない」をテーマにしていて、かなり口酸っぱく言っていますね。マネジメントが誰よりも汗をかくことで、後輩が将来同じ立場になったときに同じように向き合うし、お客様にも丁寧に対応するようになると考えています。―― 貫場さん、後藤さんは、どのような役割を担っているのでしょうか?貫場さん:私は4年間プレイヤーを経験した後、2022年9月からSEM本部という部署の局長をさせていただいております。後藤さん:私は貫場のチームのメンバーで、9名ほどメンバーが所属している局のマネージャーとして、既存の売り上げを伸ばす仕事をしています。また、プレイヤーとして新規提案にも関わっています。コーチングで、次期マネージャーの"人への向き合い方”を引き上げる―― コーチングを導入しようと思った背景を教えてください。貫場さん:私がSEM部門を引き継いだときは、1人で数十人規模の組織体を見ないといけない、かなり難易度の高い状況でした。どこから対処しようか考えたときに、コア人材を早めに育てて、自分の意識を共有できる人数を増やし、その熱量を組織に伝播させていこうと考えていました。そのとき、コンサルティング管轄全体で見ても女性のマネジメントがいないという課題はありましたが、後藤に対してマネージャーとして活躍できるポテンシャルを感じて、早くマネージャーに引き上げたいと考えました。ただ、後藤と対話しているなかで、自己肯定感の低さと、コミュニケーション部分の伸びしろを強く感じていて。メンバーの話を聞く機会が増えるマネージャーは、自身の感情をうまく扱いながら、他者の感情に寄り添い、コミュニケーションを取っていくことが必要です。そのあたりの伸ばし方を考えていたところ、執行役員の山田から「いい会社知ってますよ」とZaPASSさんを紹介してもらい、コーチングをお願いすることにしました。―― 1on1コーチングを受けられた後藤さんにもお話をお伺いさせてください。貫場さんからコーチングを提案されたときは、どのように思いましたか?後藤さん:「私にですか?」という驚きが一番大きかったです。コーチングに対して興味はありましたが、単価が高いと聞いていたし、自己肯定感が低いのも相まって、「私個人にそんな投資をして大丈夫だろうか」と。ただ、自分がマネジメントをやる上で、プレイヤー気質ゆえに、メンバーとの向き合い方や自己理解・言語化に伸びしろがあると伝えてもらって、納得したんですよね。当時リーダーとして、新規の案件や育成、女性メンバーの活性化など複数ミッションを任せていただいていました。すべて自分がやりたくてやっていましたが、どれも全力で頑張りすぎていて、何が重要なのか見えなくなっている状況で。「そもそも自分は何を軸に頑張れる人間なのかを深めたい」とコーチに相談し、まずは自己理解をテーマにコーチングを受けてみることにしました。“もう心配していない”と言わしめた、コーチングによるスタンスの変化―― 実際にコーチングを受けてみて、いかがでしたか?後藤さん:自分にとっての仕事が何なのかを言語化できて、仕事に対してポジティブになれました。誤解を恐れずに言うと、コーチングを通して、私にとっての仕事は“趣味の延長線上”だと思ったんですよね。これまでは、仕事に対しての責任感や達成欲が重くのしかかると、仕事が辛いなと思うときがあったんです。ただ大前提、私の場合は、与えてもらった仕事を自分で選んでやってきたんですよね。趣味で何かを頑張りたい気持ちと一緒で、自分が頑張りたいから頑張ってる。そう思えたときに、“やらなきゃいけない意識”より、“やりたいからやっている意識”が強くなったので、仕事に対してよりポジティブになれました。―― 貫場さんから見て、後藤さんに変化は感じられましたか?貫場さん:かなり変化を感じています。これまでの後藤は、人前でよく感情を出すタイプだったので、「オフィスでは嫌な顔をせず、苦しいときほど笑顔で組織を引っ張っていくように」と忠告していました。ですが、今はそれが全くないですね。元々精一杯やり切る素質を持っていたので、メンバーからの信頼は厚く、そこにコーチングで伸ばされた自己内省力が掛け合わさって、すごく成長しているなと感じます。後藤さん:そうですね。私自身、自分の感情をコントロールできるようになっている実感がありますし、重次コーチからも、「最初と比べて落ち着いて話していて、表情も明るくなっていますね」とフィードバックをもらいました。私はテンションの上がり下がりがとても激しくて、自分の感情についていくのが辛い、と感じることがありました。その性格について、重次コーチから「後藤さんは達成感や責任感のパーソナリティがすごく強いから、こういう良いところがあって、逆にこういうところで苦労します」とフィードバックをもらって。そのおかげで、自分の感情がなぜ上下しているのか理解できるようになり、「今コンディションが悪いから、こういう風にしよう」と打開策をみつけられるようになったんです。―― 仕事のやりやすさについて変化はありましたか?後藤さん:心理的負荷が、かなり軽くなりました。以前は、全ての仕事において常に120パーセントの成果を出さなければならない感覚があったんです。"そうでなければ価値がない”くらいの、武士のような精神で生きてきました。でも、“自分の達成感が強い性格がそう感じさせているだけだ”と思えたら、80%のパフォーマンスでも別に何も変わらない、と思えたんです。それによって、業務の優先順位をつけられるようになって、精神的負荷がだいぶ軽くなった感覚があります。貫場さん:私から見ても、昔より攻めるべきポイントを取捨選択して、そこに対する熱量のサイズを絞っていると感じます。また、メンバーを優先順位として高く置いているので、私は何も心配していません。ポテンシャルのある人材をさらに飛躍させるコーチングの価値―― コーチングを受けて、どんなところに満足していますか?後藤さん:コーチングの度に毎回気づきを得られて、“次どうするか”というアクションに落とせたことに、とても満足しています。今まで就活で自己分析をしたり、会社で他者から評価をしてもらう機会はありましたが、その評価は良くも悪くも自分とずっと寄り添っている視点だったり、ある一定期間自分を見てくれている立場からの視点でした。コーチングでは、初対面の方が客観的な視点で深掘りしてくださったので、より第三者目線で「今こう映っていますよ」と伝えてもらえたのがとても大きかったです。また、すごく相性の合うコーチを選んでいただいたことにも満足しています。私は自己肯定感が低くて沈みがちだったんですが、重次コーチがとても明るい性格で。「いいじゃないですか。なぜそれではダメなんでしょう?」とポジティブに返してくださったときに、「確かに」と、納得感を持つことができました。私は常に仕事モードに入っていたので、コーチングの場でも「結論から話さなくては」と考えていましたが、初めに重次コーチから「コーチングはそういう場じゃないから、リラックスして大丈夫ですよ」と伝えてくださったので、最初から自分の話したいことを話せました。貫場さん:私は過去のスポーツ経験を通して、“コーチ“と呼ばれる人がいたから大きく成長できたし、長く競技を続けられたと考えています。社会人は基本的に上司から助言をもらいますが、企業によってナレッジに違いがあるので、再現性がほとんどなくて。優秀な社会人に対して、より成長するために体系化されているサービスがあれば、いつか使ってみたいと思っていたんですよね。今回、そのナレッジを言語化されているZaPASSさんとの出会いがあり、後藤がコーチングの学びを吸収して成果をアウトプットしてくれていることに、とても価値を感じています。――最後に、これからの組織についての展望を教えてください。貫場さん:現在サイバーエージェント全体としてSSAI(インターネット動画配信において動画広告を挿入する技術のひとつ)への取り組みにフォーカスされていて、サイバーエースSEM本部としてもその流れに乗っていきたいと考えています。ただ、直近4、5年の間にお客様に対応する人がAIに変わる訳ではないと思っているので、再現性を持たせるために、私たちマネジメントがしっかり後進世代をコーチングして、ポテンシャルがある人材を育てるスキームを作っていかないといけません。特に弊社は中途人材が多く、スキルを求めている方も多いので、そういった方により一層適切なコミュニケーション、フィードバックができる状態を作って、組織ロイアリティを上げていきたいです。[取材]足立愛樹 [文]橋野貴洋 [編集]大門史果 [撮影] 伊藤圭--------◾️【法人でのコーチング活用に興味がある方はこちら】▼法人向けコーチングサービス『ZaPASS for Enterprise』・1on1コーチングプログラムhttps://zapass.co/business-coaching・コーチング研修プログラムhttps://zapass.co/business-coaching/training▼資料請求フォームhttps://zapass.co/business-coaching/request▼その他の法人でのコーチング活用事例https://zapass.co/blog/tag/case-business--------◾️