ZaPASSエゴグラムとは?ZaPASSエゴグラムは、個人の性格特性を分析するツールです。これにより、私たちの行動や感情の傾向が「5つの性格特性」を通して明らかになります。今回は「柔和で人望ある人」と呼ばれるタイプについて解説します。「柔和で人望ある人」は、温和な性格と他者への深い配慮が特徴です。彼らは自然と人を惹きつけ、信頼を集める能力を持っていますが、自らを前面に押し出すことは少なく、背後で支える役割を好みます。こちらの記事は、ZaPASSエゴグラム開発者/ZaPASS JAPAN株式会社CHROの垂水 隆幸さんの下記動画をまとめた記事となります。(動画URL)https://youtu.be/EFncrzIV7BI?si=Y0rLrLfdhjK86J0G「柔和で人望ある人」タイプとは「柔和で人望ある人」の性格特性は理念力がかなり低く、支援力が高いためギャップが大きく出ているのが特徴です。 論理力が2番目に高く、続いて活発力・協同性というアグレッシブな感情表現、ディフェンシブな感情表現を司る2つの指標がさほど高くない傾向もあります。全体特性で見ると周囲に対して気遣いができ、世話を焼くこともできる ・親切に接することができる、さらに計画性と合理的な判断力も備えたタイプということがわかります。一方で明確な信念や方針を打ち出すアグレッシブなリーダーシップには多少欠けており、 苦手意識があります。そのため戦略を策定したり、明確な方針を打ち出すような仕事は若干不得手な可能性があります。「柔和で人望ある人」タイプの特徴柔和で人望ある人は、論理的に物事を考え、他者に配慮しながら適切なコミュニケーションをとって仕事を進められる一方、自らの信念に基づいてプロジェクトを発案するなどの自律性というものが欠けているので新規事業開発などには不向きな場合があります。 計画性は優れているものの、徹底的に確認したりミスを防止する手立てを十分に講じない場合があるため、ケアレスミスや納期遅延などをしがちな側面もあります。理念力が低いためおっとりしており、さらに柔軟性が非常に高い特徴があるため、脇が甘い部分が出がちな性格特性とも言えます。「柔和で人望ある人」タイプの支援力と注意点柔和で人望ある人は支援力が一番高いため、物事を柔軟に受け入れて他者に養育的な姿勢を持つ性格特性です。ポジティブな因子としては世話好き・仲間を守る・かばう・見守るという献身的な姿が見られます。 また愛情深く、人に対して素直に好意を示し、人の考えていることに興味を示す・共感する・相手の価値観を受容することができます。さらに人の話に耳を傾け、心から気にかけて相手の一番良い状態を望むという資質も非常に強いです。 状況に適応し融通が効くため、どのような状況でも上手くやり、変化も気楽に受け入れるスタンスがあります 。一方で支援力がネガティブに発動すると、優柔不断で選択に迷ってしまいます。また八方美人ですべての人にいい顔をする傾向があります。人を手伝ったり喜ばせたり、助けたり褒めたりするなどの手段で受け入れられようとし、愛されようとします。そのため自分は何がやりたかったのかということがわからなかったり「この人って誰にも良い顔するよね」と見られたり、さらに多くの人に受け入れられようと良い顔をしてしまうため、自分自身が疲弊することもあります。また支援力の世話好きという資質には、根底には人に認められたいという承認欲求があり、過度にそれを重視してしまうと他人の評価なくしては自分を受容できなくなってしまいます。そのため承認されない・好かれないという状況では、非常に心理的に危機に陥ってしまうことがあります。「柔和で人望ある人」タイプの仕事における持ち味と課題柔和で人望ある人の仕事における持ち味は、物事に対して許容範囲が広いため、多様な考えの人たちを巻き込みながら権限委譲して、うまい具合にその人たちの持ち味を引き出すマネジメントができることです。そのため分権的な組織で柔軟な仕事が求められる局面においては、非常に力を発揮するでしょう。一方、規律正しく即断即決、一子乱れぬ団体行動が求められる規律型の組織におけるマネジメントには気乗りがしない傾向があります。また論理力が高いため、その人の言葉に耳を傾けて感情を整理整頓することも上手いと言えます。そのため縁の下の力持ち、人材育成担当、分権的な事業のマネージャー・コーチなどに適正を持っているタイプでしょう。一方課題としては、何かを決断しなければいけない・厳しい判断をしなければいけない時に、大きなストレスを抱えてしまうところがあげられます。強いリーダーシップが必要な局面においては、この特徴がネガティブに働くケースもあるでしょう。自分が何か引っ張っていく・自分で完成度を上げていくというよりは、支援力を生かして周りの人たちを勇気づけていくスタンスが合っていると言えます。注意すべき点としては、 優柔不断・八方美人・承認欲求あるいは自分がたくさんのことを引き受けすぎることによるキャパオーバーのリスクが高いことです。その点をどのようにマネジメントしていくかが課題となるでしょう。このように柔和で人望ある人は、対面では好感度が高く柔和で親しみやすいため、組織の中では誰からも受け入れられるような存在と言えます。まとめ:全体を踏まえての総括「柔和で人望ある人」タイプは支援力が高く、論理力も優れている一方、理念力が低く、自己主張が弱い特徴を持ちます。周囲への気遣いと世話焼きの精神で、組織内でのサポート役に適しています。しかし厳しい判断や強いリーダーシップをとるのは苦手で、優柔不断や八方美人の傾向があります。彼らの課題は、自己主張の強化と承認欲求の管理、キャパオーバーにならないよう注意することです。監修者プロフィール垂水 隆幸 氏|ZaPASSエゴグラム開発者/ZaPASS JAPAN株式会社CHROコーチング.com株式会社 代表取締役 ベンチャー企業向けの戦略・組織コンサルティング、事業開発支援を手掛ける傍ら、プロコーチとして企業トップ、上場企業の役員、起業家を中心にエグゼクティブコーチングを提供。 また、ZaPASS Japan株式会社CHRO、株式会社ヴァンガードスミスの非常勤監査役を兼務。 レバレジーズ㈱で取締役兼経営企画室長として経営管理・経営企画全般を管掌し、新規事業開発、HR-tech関連プロジェクトを推進。 ㈱経営共創基盤(IGPI)の元ディレクター。国内最大手の消費財メーカーの事業戦略立案、営業部門の組織改革・オペレーション改革人材開発プロジェクトに、プロジェクト責任者として数多く携わる◾️関連記事エゴグラムとは?効果や5つのパターン、活用方法をご紹介エゴグラムの代表的な25パターンを紹介!見方や注意点も解説