2024年4月23日、「プロコーチ登壇「子育て世帯のキャリアプランの描き方」講座!」イベントがオンラインで開催されました。登壇したのは、ZaPASSプロフェッショナルコーチの藤原蘭子コーチです。ご自身も3児の母であるという藤原さんから、ご自身の経験を踏まえつつお話を伺いました。コーチングを受けて自分の思い込みに気づく藤原コーチは大学卒業後、人材業界で法人営業の仕事に従事してきました。「その後、妊娠や出産というライフイベントをきっかけに、今後の働き方や生き方についてすごく考えるようになりました。そのタイミングでコーチングを受け始めたのが、コーチングの出会いです。今は自分がプロコーチとして活動して5年目になりますが、それでも毎月コーチングを自分も受けています。」藤原コーチは現在、6歳、2歳、0歳のお子さんを育てながらコーチの仕事をしています。さまざまな葛藤を抱えながら、試行錯誤しつつ新しいことにチャレンジする、まさに子育て世帯の当事者というわけです。藤原コーチは、IT系ベンチャーの企業でバリバリと働いていた28歳のときに、第1子を出産しました。「社内に優秀な方が多く、毎月どんどん即戦力の方が入社している中で妊娠・出産し、正直に言って自分のキャリアは「詰んだ」と感じました。置いていかれるような、取り残されるような気持ちになったのです」今後どのようにキャリアを積んでいけばよいのかと葛藤し、そこで出会ったのがコーチングでした。「コーチングを受けることで、自身が感じていたモヤモヤや違和感の正体や、自身が大事にしていきたいことなどが言語化できました。まさに「これだ!」と感じたのです。そこからどんどん自分の人生が変化していきました」コーチングを受けることで、無意識のうちに自分が抱えてしまっていた「思い込み」に気がついたと語ります。「どの役割も完璧にこなさなければいけないとか、成果を出せない自分に価値がないとか、そんな自分を縛る思い込みがあったことに、コーチングを通じて気づけました。これはすごく自分の中で大きかったと感じます」コーチとの対話を通じて思い込みを外すことで、フラットに物事を捉えられるようになりました。そして本当に自分が望むものに意識を向けられるようになったのです。※プロコーチとの無料体験セッションキャンペーン実施中自分らしいキャリアを歩むための3つのポイントキャリアプランとは、キャリアビジョンを実現するために作成する計画です。キャリアにおけるゴールや、ありたい理想像・願望・目標になります。現在のキャリアとキャリアビジョンの差分は何で、その差分をどのようなステップで埋めていくとキャリアビジョンに到達できるのか?を計画したものが、キャリアプランです。藤原コーチは、自分らしいキャリアを歩むためのポイントとして、以下の3つを提示しました。1人でやらない、チームでやっていく長期的な視点を持つ対話(対自分、対周囲)により自身を深く知るイベントではこの3つについて掘り下げていきました。1人でやらない、チームでやっていく1つめは、子育ても仕事も1人で抱え込まず、周囲に頼ったり、巻き込んだり、巻き込まれたりしながらチームでやっていくことです。「一人でやっていくのは限界がありますし、疲れてしまいますよね。子育てに関しては、私は家族や友人、ママパパ友、シッターさんなど様々な方に力を貸してもらいました。他にも病児保育などの利用、便利家電やネットスーパーの活用なども導入していました。」1人目を出産後、元のITベンチャーに復帰したのですが、お子さんが熱を出して帰らないといけなかったり、お子さんが入院することになり休まないといけなくなったりしたそうです。「小さな子供を育てながら仕事をしていると、周囲の理解や協力がどうしても必要になります。日頃からプライベートな部分も含めて自己開示したり、心配事は早めに相談したりと、一人で抱え込まずにチームでやることを大切にしていました。」もちろん、藤原コーチも最初からチームで仕事できていたわけではなかった。それこそ「思い込み」にとらわれてしまっていたという。「人に迷惑をかけてはいけないとか、頼ることで相手にどう思われるだろうかとか、そのようなことばかり考えていました。コーチングに出会って、自分の思い込みを疑い、異なる行動をしたらどうなるかを少しずつトライしていったのです」藤原コーチは、具体的にどのような行動をしたのでしょうか。「小さなことかもしれませんが、復職後に、これまで1人で担当していた法人のお客様をチームで担当することにしました。最初は「周囲から無能だと思われないか」とか「業務効率が下がらないか」とモヤモヤしていました。いざ実践をしてみると、常にチームで情報共有しているため顧客に迅速な対応ができ喜んでいただけたり、チームで知恵を出し合い戦略を考えることができ業績が上がったりと、結果的にみんながハッピーなことに気がついたのです。そのように、自分の視点・行動を変える実験をたくさんしましたね。」長期的な視点を持つ2つめのポイントについても、藤原コーチにうかがってみました。「子育ては、短距離走ではなく長距離走です。自身も子どもも成長し変化していくので、刻々と状況は変わりますし、子どもも少しづつ親離れしていきます。」ここで藤原コーチからクイズがありました。それは「0歳児は保育園を年間何日休むか」というものです。答えは年間約30日です。つまり約一ヶ月間、病児の対応が必要となります。「お子さんの個性にもよりますが、年齢を重ねるごとに体調を崩さないようになっていきます。「私のキャリアは詰んだな」と思ってしまったり、諦めたくなったりすることもあるかもしれませんが、育児にもキャリアにもバイオリズムがあります。長期的な視点を持つことで、見え方が変わってくるはずです」長期的な視点を持てるようになるコツについては「長期的な視点を持つことに意識的にな理、実際に書き出してみること」という答えが返ってきました。「例えば『10年後は家族それぞれが何歳で、どんな生活を送っていて、私自身はどうなっていたいか?』と考えてみるのです。5年後であれば私は何歳、パートナーは何歳、子どもは何歳と、みんなの年齢を書き出して、そのときにどうなっていたいかをイメージします。ポイントは頭で考えるだけではなく、実際に書いてみることです」対話(対自分、対周囲)により自身を深く知る藤原コーチは、自分との対話の中で「3年後、どのような毎日を送っていたいか」を大切にしていたといいます。「ライフやキャリアにおいて、何を大事にしていきたいか?どうなりたいか?という答えは自分の中にしかありません。私の場合は、ライフもキャリアも充実させたいというシンプルなものです。日常の中で、そして定期的にまとまった時間を作って、自身との対話の時間を設けています。」そんな自分との対話が、コーチングとの出会いによって、より深まっていきます。「人と話す時、途中で話題が変わってしまったり、自身の中でうまく言語化できないまま相手にも伝わらない経験は誰もがあるのではないでしょうか。また、知っている人だからこそ話しづらいこともあるかと思います。コーチングは、全てが自分のための時間です。守秘義務が守られた場で、評価や判断をされることもなく、フラットに自身について探求・再発見できる時間です。日常生活の中で、こういった「何を話してもOKな場」や、「100%、自分のための対話」というシーンは、意外とないことに気がつきます。それがコーチングの面白さだと感じます。」※プロコーチとの無料体験セッションキャンペーン実施中キャリアプランを明確にするためのツール人生の輪藤原コーチは出産後、いくつかのツールを用いて人生を見つめなおしました。「人生の輪」もその一つです。以下の8つの項目からなる円グラフです。・仕事・キャリア・お金・経済・健康・家族・パートナー・人間関係・学び・自己啓発・遊び・余暇・物理的環境各項目について、自分が10点満点中何点なのかをプロットしていくことで、今の自身の状態や、変化を起こしたい領域について気づくことができます。「私自身も「人生の輪」をずっと使っていますし、クライアントとのコーチングにおいても、導入セッションのときには必ず一緒にやっています」おすすめの使い方を尋ねてみました。「各領域における現在の自身の点数に加え、3年後に何点になっていたいか、そしてそれは具体的にどういった状況なのかを書くのがおすすめです。ポイントは『3年後に私はこうなっています』というように、既に実現した形で書くことです。」人生の輪は有名なフレームワークですので、インターネットにもたくさん情報があります。もし興味を持った方は、ぜひ試してみてください。キャリアアンカーキャリアアンカーは、職業人としての自己認識や価値観、内面的な動機づけ要因を表す概念です。以下の8種類があります。専門・職能別全般管理起業家的創造性保障・安定自律・独立奉仕・社会貢献純粋な挑戦ライフスタイルキャリアアンカーは、職業生活の中で何を最も重視しているのか、本人にとって最も満足感や幸福感をもたらすのかを理解するのに役立ちます。「キャリアにおける価値観はそれぞれ異なります。自分の中で、キャリアにおいてどうしても犠牲にしたくないことがあるはずです。それが何なのかを明確にしてくれるのが、キャリアアンカーです。」藤原コーチの場合は、一番がライフスタイルで、二番が自律・独立だったとのことです。「仕事において自分が大事にしたいことがわかると、さまざまなシーンで自分の価値観にあった選択ができます」もし自分が大事にしたいことを理解できていなかった場合、どのようなリスクが考えられるでしょうか。「たとえば報酬や肩書といった、外部要因に惑わされてしまうことが考えられます。もちろんそれが自分のもっとも大切にしたい価値観なのであれば問題ないのですが、そうではない人もいますよね。自分の大事にしたいことを知っていると、自分のコアに基づいて意志決定し、後悔しない選択ができるのです」※プロコーチとの無料体験セッションキャンペーン実施中キャリアを充実させる3STEP最後に藤原コーチから、キャリアを充実させるための3STEPについて紹介がありました。キャリアビジョンやキャリアアンカーを言語化するSTEP1を元にキャリアプランを大まかに作成してみる継続的な内省と行動を習慣化することでキャリアプランをアップデートするキャリアを形成していくにあたってまず大切なのは、自分の価値観を言語化し、自己認識することです。それにあたって役に立つのが「人生の輪」「キャリアアンカー」といったツールです。この3STEPを進めるにあたって、気をつけるべきことは何でしょうか。「「プランド・ハップンスタンス」というキャリアの考え方があります。「計画された偶発性理論」とも言われ、変化の激しい現代において、キャリアの8割は偶然の出来事によって形成されるとされています。変化の激しい社会の中で、ただ受け身になるのではなく、偶然の出来事を利用してキャリア形成に活かせるよう、主体的に働きかけることが大事だという考え方です。そして自ら偶然の出来事を引き寄せるよう働きかけ、積極的にキャリア形成の機会を創出することも大事だと言われています。私も20代の頃は、人材業界の会社組織の中で出世しようと意気込んでいましたが、様々な変化の中で、今はプロコーチとして独立していたり、今年は新たにジュエリーの事業を始めたりと、10年前には想像もしていなかった今にいます。」キャリアプランを描いても、100%その通りにいくことは難しいです。また、人は様々な経験を通じて成長し、見える世界も考え方も刻一刻と変化していきます。継続的に自身の声を聞き、内省と行動を繰り返し、キャリアプランもアップデートしていきましょう。ツールを使いこなすことだけでなく「どのような自分でありたいか」を考えることがとても大切だと藤原コーチは語ります。「子育てしながら働くことは、ハードなことも多いと思います。そして今後のライフキャリアを考える際、つい何をするといった「doing」に意識がいきがちですが、私は同じくらい「being」も大事だと感じています。私は思考や行動の癖として、理想を高く持ちすぎてしんどくなる、という自覚があります。なので、どんな自分でいることを選択するのか?という「being」については、面白い自分でいることや、ユーモアを大事にする自分でいることを選択しトライしているところです。ぜひセルフコーチングやコーチとのコーチングの時間に、doingだけではなくbeingについても深めてみてください。きっと発見があるはずです。」※プロコーチとの無料体験セッションキャンペーン実施中変化を起こしたいと思った時がコーチングを受けるタイミング質疑応答の時間では、まずコーチングを受ける間隔についての質問がありました。「コーチングは、日常やビジネスの場とは違った、少し特殊なコミュニケーションです。ですから、最初は2週間に1回程度の間隔で受けるのがおすすめです。慣れてきたら月1回で継続で受けていくとよいと思います」藤原コーチの回答にもあるとおり、実際にこの間隔でコーチングを受ける人は多いです。次の質問は「長期的視点を持つことができるようになったきっかけは何でしたか」というものです。藤原コーチからの回答は、特定のきっかけというものはなく、そうせざるを得ない状況にあったというものでした。「今のことだけに意識を向け続けるのが、しんどかったというのが大きいです。長期的な視点をもつことで、少し楽になれました。1人目の育児のときは、特にキャリアの不安も大きく、一番育児が大変でした。そのような中で見つけた考え方だったのです」また、コメントの中には、コーチングを継続するのが金銭的に難しいというものがありました。「まずは、パートナーや本当に身近な人と対話してみましょう。そこから得られる気づきは多いはずです。また、最初は自分で内省の時間を作ることもおすすめです」モヤモヤしていることや違和感の正体は何か?自分が大事にしたいけど大事にできていないものは何か?まずはこういった自分にとって必要な「問い」を言語化することをお勧めします。すぐに答えを出す必要はありません。これについて誰かと話をしたり、時間をとって自身で深めていくのも良いでしょう。次の質問は「あまり成長志向がなく熱意を持ってやりたい仕事も思いつかず、何となく今の仕事でいいかなと迷っている程度という状態です。コーチングを受けても意味があるでしょうか?」というものです。「もし仕事等に限らず、少しでも変化を起こしたいなとか、変えていきたいという想いがご自身の中にあるのなら、コーチングはすごく有効です」コーチングを受けたら、必ず自分が成長しなければいけないわけではありません。ただコーチの対話が進んでいくことで、意識が変わり、行動が変わり、結果的に変容が起きるケースがとても多いのです。コーチとの相性に関する質問もありました。コーチとの相性は非常に大切です。プロフィールを見ただけでは、人柄が合うかどうかや、雰囲気まではなかなかわかりません。体験セッションを受けてみることがおすすめです。複数名受講することが可能であれば、それもおすすめでしょう。最後に、下の子が小学生になったという40代の専業主婦から「このような状況でもコーチングを受けて大丈夫でしょうか?」という質問がありました。藤原コーチは、このタイミングで自分のことを考えるのは、すごく良い時間になると語ります。「子どもを育てていると、仕事のことや子育てのこと、さまざまなバランスを取っていく必要があります。しかしバランスの取り方は、実際に自分で動いてみないとわかりません。動くことで、失敗することももちろんあります。しかしそこから得られる学びが必ずあるはずです。」ライフもキャリアも大事に、さらにより良い変化を起こしたいと行動されているみなさんに心から拍手を送りたいです。みなさんのライフ・キャリアがより充実したものとなるよう、今日のお話の中から何か1つでも持って帰っていただけたら嬉しいです。私も子育てしながら働く試行錯誤している当事者のひとりです。これからもみなさんと一緒に試行錯誤しながら、面白がりながら、仕事も子育ても自分らしくやっていけたらと思っています。何か変化を起こしたい方、コーチングについて興味のある方はぜひ体験セッションをおすすめします。ZaPASSでは丁寧なマッチングに定評があります。ぜひ相性のいいコーチを見つけてみてください。※プロコーチとの無料体験セッションキャンペーン実施中