1週間に1度、エグゼクティブコーチの問いで、振り返りの習慣化をサポートする「ZaPASSジャーナリング」。参加者はどんな想いで受講しているのでしょうか。今回は、株式会社I-ne 上海支社董事長兼総経理 井垣純さんにお聞きしました。▼プロフィール井垣 純株式会社I-ne上海支社董事長兼総経理2014年、立命館大学経営学部卒業。香港を拠点とするHopewill Groupに入社後、アジアへの海外進出専門コンサルタントを務め、約300社へのアドバイザリーを担当。2016年、ベイカレント・コンサルティングにて外資系企業への戦略策定支援を担当。2018年2月より現職。入社後、自社ブランド商品を13ヵ国に新規展開した。SephoraやWatsons等、世界各国の小売店とのパートナーシップを構築。経営に初挑戦するも、明日を生きるだけで精一杯。ボロボロだった時にZaPASSジャーナリングと出会ったーまずはZaPASSジャーナリングに出会うまでのご経歴を教えていただけますか?僕は大学の後半に香港に留学したんですが、そこで「日本の製品を海外で売るプロフェッショナルになろう」という想いを抱き、現地で就職。香港と日本での4年ほどのコンサル経験を経て、2018年に現職へ入社し、海外事業責任者になりました。その後、社長に直談判して、2020年9月に上海へ渡り現地でオフィスを立ち上げることに。最初は僕ひとりだった従業員も今では10人くらいまで増え、現地で中国とのダイナミズムを経験しながら、会社と共に成長する日々を送っています。ー海外でオフィスの立ち上げ! 物凄い行動力ですね。ありがとうございます。でも、立ち上げ当初は僕の置かれているポジションと期待値が、本来自分が持っている能力を遥かに上回っていることは明白でした。経営は全くの未経験でしたし、中国語もほぼ喋れません。その状況で市場を理解し、現地とのコミュニケーションを取り、マネジメントを行う……。勉強しなければいけないことは山積みなのに、会社として明日を生きることで手一杯。目の前の仕事に忙殺されていきます。そのうちタスクの優先順位を見失い、土日も仕事ばかりでプライベートはゼロ。今月の売上と向き合うタスクばかりに忙殺されてしまい、成長するためにインプットもしなければいけないのに、全く対応できていない。焦りとプレッシャーで精神的にも疲弊している日々を過ごしていました。明日を生きることで精一杯になってしまっていました。ー大変な状態でしたね……! ZaPASSジャーナリングと出会ったのはその頃ですか?はい、そうです。ストレッチが必要なポジションを与えられたからこそ、社外にコーチが必要だなとは感じていました。実際、過去には複数回コーチングを受けていましたし、その中で、コーチに会う前に自分で振り返って準備をする、その“振り返り”の時間が自分にとって重要だなと気付いていたんです。その後、自分ひとりで日記を続けるなどして振り返る時間を設けていましたが、業務が増えるとそれすらできなくなってしまって。そんな時に、ZaPASSジャーナリングというサービスが立ち上がったことを知りました。もともと“振り返り”の重要性を感じていましたし、コーチングを受けた経験から「ZaPASS」ブランドに対する信頼感も持っていたため、参加を決めました。眼前の大岩は、小石の集合体にすぎない。ZaPASSジャーナリングによって落ち着きを取り戻した精神ーZaPASSジャーナリングを受けていく中で、井垣さんにどのような変化が起きましたか?具体的にふたつの変化がありました。ひとつ目は主に精神面の変化で、メディテーション(瞑想)に似た、心が晴れた感覚がありましたね。それまで自分自身が向き合っている問題が大きな岩のように見えていたのに、落ち着いて見直すと小さな石の塊なんだなって思えるようになりました。途方もないようだけど、分解していけばちゃんと解決できると捉えられたのは良かったです。ふたつ目の変化は、自分の行動に自信が持てるようになったことですね。それまではひたすら目の前のタスクと格闘する日々で、自分の全体像が見えていませんでした。でも今は、物事への優先順位がハッキリと見えていて、「先週はこういう反省があったから、今週はこういうトライをしてみよう」とテーマを持って働けています。そうなると自然に自信も湧いてきますよね。海外で経営者をやっていると、言語が100%通じるわけではないので言葉に表れない態度がとても重要だと感じているのですが、行動に自信を持てるようになったことから自分の経営者としての雰囲気にも変化があったように感じています。ー素晴らしいですね。そういった変化は、ビジネスではどんな成果に繋がっていますか?例えば、プレゼンのときの話し方などが明らかに変わったと感じています。これも心の持ちようの変化や自信の表れが話し方に出てきたのだと思います。日本の役員と会話した際も、「ボロボロだった時と比べて別人みたいだね」と驚かれました。心を整えることでそのような副作用があるということを実感しました。ーZaPASSジャーナリングを受け始めた頃と今で違いはありますか?受け始めの頃は業務の都合で参加できない回もあったんですが、次第に受けないと落ち着かないようになってきました。他の参加者とのシェアタイムも新たな気付きがあって素敵ですし、振り返りを自分の人生のルーティーンにしていきたいなと思うようになりました。今は週単位と月単位で行われていますが、今後はQ単位や年単位もあると嬉しいですね。事業だけじゃなく、自分の人生にもPDCAを回してほしい。パフォーマンスはもっと上げられるー経験者として、ZaPASSジャーナリングはどのような人に受けてほしいですか?ひとつは、心を整えた状態で夢と向き合いたいと思っている人です。自分の精神状態って、会社の数字にハッキリと出ます。それは経営者をやってみて痛感しました。最初の半年間は土日も捨ててひたすら働きましたけど、経営者の心の健康状態は会社の健康状態を表す、と実感するようになりました。もうひとつは、「パフォーマンスを上げたい」「周囲から一目置かれたい」と思っている人です。普段当たり前のように事業のPDCAを回していても、自分自身のPDCAを回している人はほとんどいないのではないか、と感じています。日記でも何でも良いのですが、自分の行動を振り返って正しい方向に努力できてる人って、少ないですよね。愚直で泥臭いかもしれないけれど、その振り返りを数年続けると大きな力となって自分に返ってくるのではないでしょうか。ZaPASSジャーナリングはそのきっかけ作りとして、とても良いサービスだと思います。海外で殴られたショックから始まった夢。商流を通して日本と海外を繋げていきたいー今後、井垣さんはどんな未来を実現したいとお考えですか。僕は香港に留学していた頃から、「日本のモノ・ブランドやサービスを海外に広めて、商流を通して日本と海外を繋げていきたい」と考えています。日本にはポテンシャルを秘めた商材が数多く眠っています。それをマーケティングを通じて海外に伝えることで、ちょっと大袈裟かもしれませんが、世界平和を実現したいなと。ーそう考えられるようになった、キッカケはあったのでしょうか。僕が香港にいたのは、日本と中国が尖閣諸島の問題でピリピリしてた2013年ぐらいでした。そんな時、僕が街中で日本語を喋っていると、知らない人から「お前日本人か?」って聞かれまして。思わず「はい」って答えたら、いきなり殴られたんですよ。今でこそ笑い話にしてますが、当時はめちゃくちゃショックでした。自分の生まれた国が原因で差別されるなんて、想像もしてませんでしたから。そこからアイデンティティとは?国籍とは?など、世界について考えるようになっていきました。でも結局、お互い理解が足りてないだけなんじゃないかなって。丁度その頃、日本で爆買いが起こり、日本に大量の中国人観光客が押し寄せました。私の友人で日本を嫌いな子がいて、「ジュンは好きだけど日本は嫌い」なんて言ってたんですが、“爆買い”で日本から帰ってきた途端に「日本は最高だ!」なんて言うんですよ(笑)。おいおい、前と全然違うじゃんと。この一連の出来事は、僕にとって凄く勉強になりました。メディアが発信する情報だけでその国のことを知った気になっているかもしれない。でも、モノの商流を通じて日本の良さを発信し、理解が深まれば、自分が体験したような辛い出来事をなくすことが出来るかもしれない。今の仕事につなげると、自分が作って海外のお店の棚に並んだ商品が、誰かにとって“初めて触れる日本”となり、それがきっかけで日本に興味を持ったり、イメージが変わるかもしれない。商流を作ることが、世界平和に向けた小さな一歩になるんではないかと思っていて、これこそが僕のやりたいことだと感じています。ーでは「商流で世界を変えたい」という夢のために、今最も注力していることはありますか?そうですね……山ほどありますが、この中国で自立した経営者になるという挑戦が一番大きいかもしれません。カントリーマネージャーとして、現地のスタッフをリスペクトしつつ、現地に溶け込む必要がありそこに最も時間を割いています。言語は当然、文化背景も理解しないといけない。そこまでやって初めてマネジメントができ、成果が生まれる組織に繋がっていきますから。そして、いずれはこのような挑戦を、僕は世界のさまざまな国でやってみたいと思っています。その第一歩、かつ最もチャレンジングな地域が今担当している中国であり、この成功こそが自分のキャリアにとっても大きな分岐点になると思っています。ーお話ありがとうございます。我々としてもZaPASSジャーナリングを通して、井垣さんが向かうビジョンに伴走し、その一歩目に役立っていることを嬉しく思います。こちらこそ、感謝しています。まさに、「伴走」っていう表現がピッタリなサービスだなと。コーチが僕たちのことを一生懸命に考えてくれている、寄り添ってくれている姿勢が伝わってくるからこそ、僕たちも「参加しよう」って気になります。慣れてくると“振り返り”は自分ひとりでもできるようになるのに、それでも参加したくなるのはコーチのお力ですよね。[取材・文]山﨑浩司 [編集]國保 まなみ [写真提供]井垣さん🔳ジャーナリングについて興味がある方はこちらZaPASSでは週に1回エグゼクティブコーチが内省のための問いをオンラインでご提供するサービス「ZaPASSジャーナリング」を提供しております。内省習慣を身に付けたい方や、強制的に毎週の振り返りの機会を設けたい方は是非こちらからお申し込みください。https://zapass.co/journaling🔳コーチングについて興味がある方はこちらZaPASSでは体験セッション前の無料の事前面談にてコーチングの活用方法やテーマを相談することができます。コーチングを学んだコーチング学習済みで試験に合格した認定メンバーが面談させていただきますので、是非無料の面談をお申し込みください。https://zapass.co/coaching■関連記事【コーチ監修】ジャーナリングとは?効果やメリットとともに初心者でもできる手順を解説【コーチ監修】ジャーナリングのテーマは何が良い?決め方やおすすめテーマ25選を紹介