【導入背景】・創業期、経営陣にエグゼクティブ・コーチングを導入 ・その後、会社支援(福利厚生)でメンバーがコーチングを受講できる制度を導入【導入内容】 1on1 コーチング【成果】・スタートアップ特有の不安、プレッシャーに対するメンタルマネジメント・マネージャーとしてメンバーに対する関わり方の変容・「聴く」「認める」コーチング文化の醸成立ち上げ期の仕組みが整っていないフェーズだからこそ、メンバー全員に前向きに挑戦し続け、壁を乗り越えてほしい。そう考えるスタートアップ企業の経営者は多いのではないでしょうか。「良い景気を作ろう。」をMissionに、経営データを可視化、分析し、意思決定を加速させる経営管理クラウドサービスLoglassを提供する株式会社ログラス。2019年の創業期には経営陣への1on1コーチングを、その後、福利厚生としてメンバーへの1on1コーチングも導入しました。今回お話を伺ったエンジニアの澤田史織さんは、2020年9月から2年間、28回にわたって、ZaPASSでのコーチングを継続利用。スタートアップで働く社員としてのコーチングの活用方法や、継続利用による変化を伺いました。モヤモヤを言語化できるようになりたい。会社支援だからこそ「やってみよう」と思えたコーチング――会社支援(福利厚生)でコーチングを受けてみようと思った背景を教えてください。コーチングを通じて、「モヤモヤしている気持ちを上手く言葉にしていけたら」と思ったことがきっかけです。私は、もともと積極的に自分の意見を言うタイプではなく、社内ミーティングでも発言をためらってしまうこともありました。そんなとき、私と似た悩みを持った友人がコーチングを受け、「自分の気持ちを見つめて、言語化ができるようになってきた」と聞き、「私も変われるんじゃないか」と興味を持ちました。――会社支援(福利厚生)でコーチングを受けられたことのメリットはありますか?コーチングを受けるハードルが下がりました。コーチングを受けたいと思っても、数多くのコーチやサービスから自分に合うものを選んだり、そもそもコーチング自体が自分に合うのかどうかわからないので、ハードルが高いと思っていたんです。ZaPASSは会社が選んでくれた上に、「コーチが自分に合わないと感じたら、変えてもいいですよ」と言われていたので、不安もなく「やってみよう」という気持ちになれました。また、セッション料金の一部を会社が負担してくれているのも、大きなメリットですね。コスト面でもコーチングを受けるハードルが下がっています。コーチングで「不安」を「成長」に変換。何度も壁を乗り越えて、自己肯定感が上がっていった。――コーチングを受け始めた当初、印象的だったことは何ですか?コーチの反応ですね。私は岡村コーチというコーチに2年間伴走していただいているのですが、私が何を言っても、コーチは肯定も否定もせず、常にニュートラルな態度で接してくださっていて。その雰囲気のおかげで、何でも話しやすい場になっています。コーチングを始めた当初、私は自分の話をする場だと頭ではわかっていたのに、すごく言葉に詰まって、うまく話せなくて。「自己開示するのが恥ずかしい」「自分と向き合うのが苦手」「言葉にするのが怖い⋯⋯」そんな気持ちが言葉を詰まらせていたんだと思います。でも、岡村コーチはそんな私に対して、ジャッジすることなく、何を話しても受けとめてくれました。そのおかげで、不安がなくなり、思っていることをそのまま話せるようになりました。――コーチングを継続するなかで、ご自身で感じた変化はありましたか?不安と向き合いやすくなってきましたね。徐々に自分の言葉で話せるようにもなっていると感じています。仕事で新しいことを始めるとき、よく不安を感じるんです。例えるなら、ヒリヒリするような感覚。そんなとき、コーチと一緒に「どんなことに不安を感じているのか」「何にチャレンジしたいのか」を繰り返し言語化していきました。そうすると、自分で不安を認められるし、何をやりたいかがはっきりしてくるんです。そうして、壁に向き合い、乗り越えたとき、達成感に包まれます。2年間コーチングを受けていて、何度も同じように不安を感じ、壁を乗り越えるサイクルがありました。その度に「成長できている」「自分で不安を克服できた」と感じます。――コーチングで不安を乗り越える術を身につけられたのですね。今、不安な気持ちが出てくると、新しい壁を登っていて、自分をより成長させる機会なんだと思えます。コーチングで「不安」を「成長」に変換して、不安に寄り添えるようになってきた感覚がありますね。私は、スタートアップの創業期にジョインしたので、「成果を出し続けないといけない」プレッシャーもあって、最初は苦しいと感じていました。一方で、スタートアップだからこそ、大きく成長できるチャンスもたくさんあります。不安と向き合いながら、理想とする状態を考えつつ、取捨選択していく。コーチングを月に1回受け、1時間半の時間を使って言語化していくと、仕事への向き合い方が変わってきました。――その他に、コーチングを続けてみて、変化したことはありますか?自己肯定感が上がり、やりたいことが増えてきましたね。コーチングを受け始めた頃は、仕事でやりたいことが言語化できていなかったのですが、2年間継続した今、やりたいことが自分の中から出てくるようになりました。以前は「私がチャレンジしたいなんて、おこがましいんじゃないか」という気持ちもあって。今から考えると、自分の正直な気持ちを抑え込んでいたんですよね。コーチから「なぜ、やりたい気持ちを抑えるんですか?」と聞かれ、ハッとしました。そして、一緒に抑さえつけてしまう気持ちのルーツを探っていったんです。自分の心の中にある絡まっていた糸を少しずつ解くように、問いを重ね、何に自分がひっかかっていて、どこに根源にあるかを見つけていきました。そこからは、不安がなくなっていき、「やりたいことを考えていいんだ。言葉にしていいんだ」と自分に許可を出せるようになりました。――「自分の意見を言えるようになる」がコーチングを継続することで叶えられたんですね。そうですね。以前はやりたいことがあっても、それを目標に落とし込むことが苦手でしたが、できるようになりました。目標設定の場では、コーチから「もし、そのチャレンジが最高の状態で終わるとしたら、どんな状態ですか?」「最高の状態に向けて、1つでも前進できたらどう感じますか?どんな状態になりますか?」など、様々な角度から質問を貰います。質問に答えていくうちに、目標が鮮明になっていき、具体的な目標を立てることができるようになっていきました。自分で問いを立てることはなかなか難しいですし、一生懸命に問いに対する答えを探しにいくので、自分の気持ちを言語化する良い機会になりましたね。結果、自己肯定感があがっていき、やりたいことが徐々に増えていったんだと思います。コーチング的関わりが社内の共通基盤に。1on1やファシリテーションへの応用も――現在はどのようにコーチングを活用されていますか?社内ではちょっと話しにくい、自分の失敗などを話したりしています。自分で失敗とわかっていても、なぜ失敗したのかを社内の人に向けて話すのは、ちょっと恥ずかしいんです。カッコつけて良い風に言ってしまう自分がいるので(笑)一方、コーチは社内のことを全く知らない第三者なので、「なぜ自分が失敗したのか」を素直に話すことができるんです。コーチングセッションで言語化したことを上司との1on1に持っていくこともあるんですよ。コーチングは、日々の小さな悩みから大きな課題まで、大小関係なく扱ってもらえるのが価値だと感じています。会社の面談で「3年後、どうなっていたい?」と聞かれても、すぐに出てこなかったりしますよね。そんなとき、コーチングのテーマにして、ざっくりとでいいので、一旦頭の中から外へ出してみると、ぼんやりとしていたことが整理されたり、言葉になったりするんです。――マネジメントの役割もされていらっしゃるとお聞きしました。メンバーとのコミュニケーションにおいて、どんな変化が起きましたか?メンバーと1on1をするとき、コーチング的な関わりができるようになりました。コーチングを受ける前は、 どんな風にやるとメンバーにとってよい時間になるのかがわからず、良い1on1ができていなかったんです。でも、自分がコーチングを継続して受けるようになってから、「すごくいい1on1でした」と言ってもらえて。コーチからは、アドバイスを貰うのではなく、私自身の中から答えを引き出してもらう体験を重ねてきました。だからこそ、メンバーとの1on1でも、私自身の意見は言わず、メンバー自身の意見を聴くことに意識を向けるようになりました。また、社内ミーティングのとき、ファシリテーションでもコーチング的なスキルを活用できていると感じています。意見をどんどん出して欲しいと思ったとき、話を一人ひとりに振っていくのも大切ですが、話をしっかりと受けとめ、深堀りしていくのも大事なんです。意見の良し悪しを判断せず「なるほど。どういった点からそう考えたんですか?」と聞くようにしていくと、メンバーには「聞いてもらえた」「受け取ってもらえた」と安心感がうまれます。それにより、意見が出やすくなるんです。――今後、コーチングをどのように活用していきたいですか?目標や取り組みたいことを教えてください。コーチングを通じて、引き続き、自分と向き合う時間をつくっていきたいです。個人的には、目標を立てるときのブレストや苦しい壁を乗り越えるときに、今後も活用していく予定です。また、自分1人でも自分と向き合えるように、コーチングの学習もしていきたいですね。コーチングは、継続することで効果がどんどん大きくなるので、自分でもできるようになっていけたらと思っています。ログラスの1メンバーとして、コーチングで言語化したことをを外部に発信していくことにもチャレンジしてみたいです。それが結果的にログラスのブランディングに貢献できれば、嬉しいですね。以前の私だったら、「外部に発信することなんて無理」って思っていましたが、今は自分のなかで、発信する基盤が整い、できる気持ちがしています。――実際に澤田さんが発信されて、大好評だった記事があると聞きました。読んでいただき、ありがとうございます!2022年の年末「受身気質な私がリーダーという役割で実践したこと 4選」というタイトルでブログ執筆にチャレンジしました。自分がリーダーとして試行錯誤、工夫してきたことに関して、コーチングの中で言語化したものを、まとめて発信したんです。結果的に90件以上の♡(いいね)がつき、自信になりました。会社がコーチングの受講を福利厚生で支援してくれているおかげで、コーチングを受けている人も多く、コーチングカルチャーが根づいていると感じています。「コーチングを受けています」と言いやすい雰囲気があるからこそ、私がメンバーに対しコーチング的な関わりをしても、受けとめられやすいですね。良い循環ができていると感じています。[取材]大門史果 [文]平谷愛 [編集]栗林杏子 [撮影] 伊藤圭--------◾️【法人でのコーチング活用に興味がある方はこちら】▼法人向けコーチングサービス『ZaPASS for Enterprise』・1on1コーチングプログラムhttps://zapass.co/business-coaching・コーチング研修プログラムhttps://zapass.co/business-coaching/training▼資料請求フォームhttps://zapass.co/business-coaching/request▼その他の法人でのコーチング活用事例https://zapass.co/blog/tag/case-business--------◾️