松岡宏治さん(画像左) 菊地凌輔さん(画像右)【課題・導入背景】・組織拡大に伴い、キュレーターの役割、あるべき姿を見つめ直したい・クライアントの想いに寄り添うコミュニケーションスタンス・スキルを獲得したい 【導入内容】・オーダーメイドコーチング研修(マネージャー) 【成果】・クライアントの想いに寄り添うコーチングコミュニケーションの確立・マネージャーのメンバーに対する関わり方の変容日々の生活をよりよいものに昇華させうる、新しいモノや体験。2013年に設立された株式会社マクアケが提供する「Makuake」は、そうした商品やサービスにつながるアイデアを持つ作り手・担い手をプロジェクト実行者として支える、アタラシイものや体験の応援購入サービスです。同社が掲げるビジョン「生まれるべきものが生まれ 広がるべきものが広がり 残るべきものが残る世界」を達成するために必要不可欠なのは、実行者に寄り添うキュレーターの存在。プロジェクト全体の設計やプロモーションに始まり、実行者へのクリエイティブに関するアドバイス、広告運用、スケジューリングなど、その実務は多岐にわたります。実行者の持つビジョンの達成には、キュレーターの手腕が試されます。新たな形のビジネスを日々創出するキュレーターたちに今必要なのはコーチングを学ぶことだった――同社 キュレーター本部 地方事業部長の菊地凌輔さんと地方事業部マネージャー/関西支社長の松岡宏治さんはそう語ります。その真意をうかがいました。キュレーターの「あるべき姿」をゼロから見つめ直す。ZaPASSもそこに伴走してくれた。―キュレーター向けに「ZaPASSキュレーターコーチングプログラム」(ZaPASS for Enterpriseのコーチング学習プログラムをマクアケ社のビジョン・ビジネスモデルに合わせて独自カスタマイズしたプログラム。以降、キュレーターコーチングプログラム)を実施した経緯はどのようなものでしたか?菊地さん:弊社のキュレーターはこれまで、実行者様たちに対しマーケターのように関わることが多くありました。そのモノやサービスを届けたいのは誰で、どう売っていくか、ということですね。しかし、モノ作りをする人にとって、商品やサービスを売る行為は「ビジョンを達成するための手段でしかない」ことも多々あります。上場した2019年末頃、ちょうど組織が拡大してきたこともあり、キュレーターの役割やあるべき姿について松岡とあらためて話し合う機会がありました。そうして出た結論が、モノをどう売るかよりも、それが作られた背景を大切にしながら、いかにビジョンを達成していくかという段階から実行者様に寄り添い、彼らの自走力をより高めることなのではないかというものでした。そして、そのために役立ちそうなものとしてコーチングに行きつきました。松岡さん:私はキュレーターを続けてきて自分なりの型ができていましたが、自己流ということもあり、そのノウハウを新たなメンバーに共通言語として伝えることについて課題を感じていました。そんな事情もあり、ここで一度外部の視点も取り入れて、しっかりとキュレーターの役割を定義し直すタイミングが来たと感じていたことも後押しになりましたね。―実行者様にさらに寄り添うために必要なものがコーチングであったと。コーチングの研修サービスは多々ありますが、ZaPASSに決めた理由を教えてください。菊地さん:個人としての生き方に寄り添うライフコーチ。企業のビジョン達成までの道筋に寄り添うビジネスコーチ……問い合わせをして色々と調べていくうちに、ひと言にコーチングといってもさまざまなスタイルがあり、それぞれに異なる魅力や強みがあることを知りました。そんな中、Makuakeが今後目指すべき世界や、キュレーターが3年〜5年後に目指すべき姿について悩んでいたときに、親身になって考えてくださったのがZaPASSさんだったんです。「コーチングの本流からは外れるかもしれませんが…」と前置きしつつも、弊社のキュレーターに必要なスキルの棚卸しから始まり、我々の課題やニーズに丁寧に向き合ってくださる姿には驚きましたね。ZaPASSさんのスタイルはMakuakeの世界観とも合っていると直感し、導入を決定しました。コーチングを学び育まれた共通認識、実行者の想いに寄り添い対話すること―キュレーターコーチングプログラムを終え、どのようなことが得られましたか?菊地さん:マクアケは2013年創業で、キュレーターも20代から30代前半が中心を担っています。しかし、実行者となるお客様は企業の経営者や新規事業開発部長といった方が多く、キュレーターは自分よりも経験豊富な方々と対等に接し、助言をしなければならない立場に立つこともあります。そういう時に「このようなメソッドがよいと思います」とティーチングのような接し方をしても、なかなか納得していただきにくいこともあります。しかし、先方の目標やビジョンをうかがったうえで、それに寄り添ったご提案をするとよい反応を得られやすい。コーチングを学ぶことで、より実行者様に寄り添うようなコミュニケーションが取れるようになりました。―実行者様の想いを第一に考える、ということですね。その学びにより、定量的な変化はありましたか?菊地さん:しっかり定量的な計測ができているわけではありませんが、実行者様とキュレーターがより深く対話ができるようになったことで、結果的に広告をご発注いただけるケースが増えるという肌感覚があります。広告が必要になる場面というのは、プロジェクトの目標やゴールが明確になっていて、かつ現状の施策だけでは足りないことが明らかになる時です。そこに至るためには、キュレーターが実行者様と向き合い、しっかりと対話ができている必要があります。それを踏まえると、今回コーチングを学んだことが、そのプロセスにポジティブなインパクトを与えることは確かですし、数字にも影響が出ているはずです。松岡さん:社内のコミュニケーションに関しては、より大きな変化を感じています。今回の講座を受けたのはキュレーターの中でも、マネージャークラスのメンバーでした。これまではメンバーとの1on1の中では数字的なKPIの話を中心に扱っているマネージャーが多かったのですが、今ではメンバーがやりたいことや、感情につながる仕事をできているのかという点を意識して話すことが出来るようになり、メンバーに対する関わり方の幅が広がったという声を聞きます。講座を受けるまでは、マネージャー同士でメンバーに対する関わり方について相談しあう場面で、たとえば「時には家族のように接する」「愛を持って接する」と言っても、それが具体的にどのような関わり方なのかをうまく共有できていませんでした。しかし、今は「コーチング的に関わる」ことを共通言語にできたことで、マネージャー同士での齟齬もなくやりとりできるようになっています。今回の講座がマネジメントに対する意識改革にも大きく貢献したと感じています。感情に向き合うことがチームの成果に繋がる。コーチングを学んで次のステージが見えてきた。―マネージャーであり、キュレーターでもあるお二人にも変化はありましたか?菊地さん:マネージャーという役割にもやりがいを発見できたことが、私にとっての大きな変化でした。私自身がまだ20代後半ということもあり、マネージャーよりプレーヤーの方が楽しいと思っていた部分もあったのですが、メンバーとの向き合い方次第で、チームの成果をより最大化できることが分かってきました。(2021年の)10月から新たなメンバーが増えたこともあり、今は約25名のメンバーと1on1をしていますが「メンバーの気持ちは乗っているかな」と感情の部分もケアしながら臨めるようになりましたね。また、相手に感情を出してもらうためには、まず自分の感情を率直に見せるのが大切だと気づきました。そうすることでメンバーの笑顔も引き出せるようになり、対話がスムーズになりました。松岡さん:コーチングを学んだことで、仕事全体に対する目線が上がりました。実行者様やメンバーに対して向き合う際に、体だけじゃなく、心もしっかりとその場にいないと意味がないし、結果もついてこない。だからこそ、時間をしっかりと作って、相手にしっかりと向き合えるような状況を作っていきたいと思うようになりました。忙しくて向き合いきれていない状況があっても、コーチングを学ぶ前は、「まあ、そういうもんだよね」と思っていた部分もあるのですが、今は「体も心もここにいる」ことを意識するようになりました。だからこそ、時間が取れずに向き合えていない状況に対して、以前よりも焦りを感じやすくなっていますが・・・仕事やマネジメントに関して、ある程度はクリアしたと思っていましたが、まだまだ先のステージがあることが見えてきましたね。―キュレーターコーチングプログラムを終えて、これから目指す未来やビジョンをお聞かせください。菊地さん:今回の講座のおかげで、マネージャー陣の間でキュレーターの役割や在り方への共通認識ができました。これからも実行者様にとって「司令塔」となりうるキュレーターの在り方をより深く突き詰めていきたいと思います。今後、新たな仲間が増えるたびに実行者様への関わり方の重要性を伝える役割を私自身がしっかりと担っていきたいと思います。松岡さん:これまで以上に丁寧に感情を扱って仕事をしていこうと思っています。Makuakeほど、新しいモノやサービスが日々生まれ続けるプラットフォームはそうそうありません。そういう場所だからこそ、チャレンジ精神を持つ方々が紡ぐストーリーに寄り添い、深く関わっていくことが我々キュレーターの使命なのだと再認識しました。実行者様とキュレーターがお互いに感情を出し合って、心地よい関係を築くのはとても大切なことで、忙しいからと作業的になってしまったら結果はついてきません。実行者様だけでなく、自分自身の感情ももっと大切にしなければとあらためて強く感じています。コーチングの法人導入に関するお問い合わせはこちらコーチング型マネジメント講座の詳細はこちら[取材]足立愛樹 [文]山﨑浩司 [編集]横峯智子 [撮影] 宮西範直--------◾️【法人でのコーチング活用に興味がある方はこちら】▼法人向けコーチングサービス『ZaPASS for Enterprise』・1on1コーチングプログラムhttps://zapass.co/business-coaching・コーチング研修プログラムhttps://zapass.co/business-coaching/training▼資料請求フォームhttps://zapass.co/business-coaching/request▼その他の法人でのコーチング活用事例https://zapass.co/blog/tag/case-business--------◾️