“自己流”ではたどり着けなかった「待つことの価値」に出会えたコーチング

“自己流”ではたどり着けなかった「待つことの価値」に出会えたコーチング

森裕美 |
元新婦としての経験から、その後、創業1年目の株式会社CRAZYに入社。社内最多案件数を担当後、現在は、表参道に新しく立ち上がったIWAI OMOTESANDOのプロデューサーとして活躍中。

ーコーチ養成講座に興味を持った経緯を教えて下さい。

私は、職業上人の話を聴くことをごくごく自然にやってきました。ただ、いつも肌感覚で話を聴いていたので、どこかのタイミングでちゃんと学びたいなと思っていたんです。そんな中、昔からの知人である管さんがZaPASSのコーチ養成講座を立ち上げたと聞きました。

コーチングを学んだらよりお客様の話に自信を持って聴けるだろうし、ちょうど仕事の責任範囲が大きくなった旦那さんを支えたいという気持ちも重なって、コーチ養成講座を受けることに決めました。

相手の話を遮ってしまっていたかもしれない——知らなかった“待つ”ということ

ーコーチ養成講座を受けて、印象に残っていることを教えてください。

特に印象的だったのは、“相手の話を待つことの価値”に気づけたことですね。講座の中では、コーチとしての話の聴き方を順を追って学んでいきます。その過程で、人の話を遮ってしまう話の聴き方を知識として教わるのですが、驚いたことに、私が普段仕事やプライベートで無意識にやっていたことが含まれていたんです。

例えば、会社の同僚や後輩から相談を受けたときに「私もそうだったよ。あの時はーー」と途中から自分の話を始めてしまうこと。お客様にヒアリングをする場面で「こういうことですよね?」と誘導したり「ちなみに…」と別の問いを差し込むこと。

そうした聴き方をすると、相手が深いところにある考えを出せないまま話が終わってしまう。自己流で“良かれ”と思っていた聴き方が、“実は相手の話を遮ってしまっていたかもしれない——”と、講座中に衝撃を受けたことを今でも覚えています。

思えば、上記のような聴き方をしてしまうとき…「私が答えを出してあげなきゃ」という焦りがありました。相手が自ずと話してくれるのをじっくり待てないくらい、変に責任感を感じてしまって。だからこそ、講師である小寺さんが講座の中で言ったこの言葉は胸に響くものがありましたね。

“答えは必ず相手の中にある”

それからは、急ぎたくなる気持ちを保留にして、“相手の話を待つこと”を意識してみました。同時に、自分の考えを伝えるのではなく、相手の言葉をそっくりそのまま“オウム返し”にする。教わった「話の聴き方」を1つ1つ実践していったんです。

すると、社内のメンバーや旦那さんから「あなたと話すと新しい自分に気づける」とか「こんな視点で考えたことはなかった!」と喜んでもらえるようになって。私はなにも教えていないし、伝えていないんですよ。ただ、“待つ”ということで、相手が自ずと大事なことに気づいていった。これがコーチングの価値なんだ、と実感して嬉しくなりましたね。

「実践」が中心。意欲的な仲間と共に成長していく

ー講座の進め方は、いかがでしたか?

座学の時間よりも「実践する時間」が長いのが特徴だと思います。毎回、講師の小寺さんがレクチャーしたあとに、同僚とペアで実践する時間があるんです。話し手と聞き手のターンを代わる代わる交代して、教わったことを、実際にやってみる。試す中で生じた悩みを共有したり、「これをやってみたら上手くいったよ」と意見交換しながら試行錯誤を重ねていました。

ZaPASSのコーチ養成講座に参加していた人たちは、“コーチングを会社でどう活かすのか”といった先のことまで考えている人ばかり。そうした人たちと一緒にワークができたことは、刺激的でした。

それに、実際にやってみて「難しいなぁ」と思ったときには、その場で小寺さんに、すぐ相談するんです。小寺さんはすごく質問しやすい雰囲気で、みんなパッと浮かんだことを遠慮することなく吐露していたように思います。講師なのに、なぜか緊張しないんです(笑)。

それは多分、小寺さんが「答えは必ず相手の中にある」という在り方を体現していたから。急かすことも無理に教えることもなく、そのままでいて、自ずと私たちを導いてくれていたからだと思います。

相手が大事なものに“自ずと気づく”ような聴き方を

ーどのような人に、ZaPASSのコーチ養成講座をおすすめしたいですか。

私は今、コーチングは全人類にとって必要なスキルなんじゃないか、とすら感じていて。仕事でも家族でも、かつての私のように、無意識にしている自分なりの話の聴き方が、相手の成長を阻害してしまったり、根本的な悩みの解決から遠ざけてしまっている可能性があると思うんです。だからこそ、相手の中にある言葉をしっかりと待って、大事なものに気づくような聴き方を、多くの人ができるようになったら素敵だなと思います。

私自身コーチングを学んでから、周りの大事な人の力になれている実感をより感じられています。大げさかもしれませんが、全人類に心からおすすめしたいですね。

[取材・文] 水玉綾、林将寛  [撮影] 戸谷信博

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