ミドル層にこそ、コーチングが必要。“最速最短思考”をやめ、メンバーや家族との関係性が変わった

ミドル層にこそ、コーチングが必要。“最速最短思考”をやめ、メンバーや家族との関係性が変わった

武田智一
2000年4月独立系Sierへ新卒入社。インターネット関連企業への出向しインターネットの基幹となるドメイン名やDNSのシステム開発、運用を担当。2015年株式会社ドリーム・アーツ入社。大企業向けのITサービス導入を担当する中で、一般的な日本企業のITシステム部門がコストセンターとなっていることに大きな疑問を持つ。2018年10月サービス&プロダクト本部 本部長。今の野望は日本を元気にすること。

ーーコーチングに興味を持った経緯を教えて下さい。

一昨年の10月に、今働いている会社の製品開発部に移動し、本部長になりました。新しい環境になり、みんなが働きやすい環境に変革を進めようとするものの、メンバーとの意思疎通が思うようにいかない現実に直面したんです。

もともと私は製品開発とは別部署にいたので、開発メンバーからしたらよくわからない存在。なので、着任して最初の本部全体会議で自己紹介をしました。このやり方が良い結果を生まず、最初から躓く結果に。今までのプロジェクトマネジメントの経験だけではうまくいかないと実感し、ティール組織やサーバントリーダーシップ、セルフマネジメントなどを学ぶなかで見つけたのが、“コーチング”でした。

また、異動してすぐに、部署のメンバー70人全員に1on1*をし、仕事に対する思いを聞いて回りました。一部のメンバーからは「分かりません」「野望なんてありません」「仕事でそんな燃えようと思っていません」という声があることを知って…。そんなメンバーの思いや本質を、コーチングを通し引き出せるようになりたい、という気持ちも芽生えていましたね。

*1on1 メンバーの成長を促進するために行われる1対1での面談

ーーコーチ養成講座はいくつかある中で、なぜZaPASSを選んだのでしょう。

実は、管さんのツイートを通してZaPASSのコーチ養成講座のことを知ったんです。ZaPASSに関するツイートや、参加者とのやりとりを見て、密に交流しながら学び合える環境だと知り、とてもいいな、と感じました。

他の講座の多くは、座学で学んでいく真面目なスタイルばかり。なんとなく本でも勉強できる気がしてしまって。僕はひとりで勉強してアウトプットするより、“心の拠り所”といいますか、一緒に仲間と学んで、今ある問題に取り組んでいきたかったので、ZaPASSはぴったりだと思ったんです。講座がオンラインでも開講されるという進め方も新鮮でしたね。

コーチングで気づいた“最速最短思考のビジネスモード”の弊害

ーーコーチ養成講座を受けて印象に残っていることを教えてください。

講師の小寺さんが講座の序盤で話した、「最速最短思考はやめて、“自分はこう思います” を封印しましょう」という話が、一番グサッときましたね。僕はメンバーと1on1をしては、「ああじゃないの?こうじゃないの?」と自分の意見ばかりを伝えていたから

それに、家で奥さんと話すときも、最速最短思考のビジネスモードで「こういうことだよね」と即座に確認したり、「そうそう」と早すぎる共感をしていました。

講座で学んだ日には、すぐに家で実践してみましたよ。奥さんの話に相槌をうち、言葉をおうむ返しをして、「どういうこと?」「どうしたい?」と深掘りをする。すると、どんどん仕事の悩みを相談してくれるようになって。また、会社でも話の聞き方を変えてみると、年齢の若いメンバーが「やりたいです!」と積極的に手を上げてくれたり、現状抱えている悩みを相談をしてくれるようになっていきました。

正月、実家に帰省した際には、寡黙であまり喋らない父とはじめて長時間話すことができました。コーチングで習った通りに話を聴くと、父は1時間半ずっと話してくれて…それも、普段じゃなかなか聞けないような話ばかり。思いをひきだすコーチングの効果を体感しましたね。

講座終了後も関わる「仲間」——年齢、職種が多様な環境

ーー他に、講座の中で印象に残っていることはありますか。

コーチングを教えてくれる講師が、小寺さんで本当によかったです。小寺さんは仙人のような人で、人と関わるうえで一番大事なスタンス、基礎を学ばせてもらったと感じています。本当にすごい人でした。

また、同時期に講座に参加したメンバーとの“横の繋がり”には、刺激をもらいました。講座に参加している人たちは、多種多様なんです。僕が普段関わるのはIT畑の人ばかりですが、教育系や人事系で仕事をしている人もいましたし、年齢は僕が最年長。そんな若い彼らとペアになってコーチングをし合う中で、いろんな立場・年齢の人の悩みに触れて、自分の中の多様性が広がったと感じています。

養成講座が終わった今でも、仲間の一人とお互いにコーチングをし合っていますよ。みんな行動力があって、話を聞くと「俺も頑張らないと」と思える。そういう仲間ができたことは素晴らしいことです。

ミドル層にこそ、コーチングが必要

ーーどのような人にZaPASSのコーチ養成講座をおすすめしたいですか。

そうですね…僕はコーチングと出会って、自分にもまだまだ可能性があるということに気付きました。年齢は40歳を超えていますが、もっとたくさんのことを学びたいと思いますし、組織をより良くするための行動を起こす勇気をもらった気がしています。

だからこそ、大企業の部長や課長など、ミドル層の方々にぜひおすすめしたいですね。僕のように、メンバーとの関わりの中で近しい課題を抱いている人たちは多いはず。コーチングができるようになると、自分がやってきたことをベースに、他の人の意見も取り入れながら、より良いチーム作りや、仕事の付加価値向上に繋がると思います。

コーチングを通して、現場の声を吸いあげ、やりがいを持って働ける人たちや、前向きなチームが増えていくといいですね。そして、ミドル層が生き生きと前向きに働くことで日本全体を元気にしていきたいです。僕自身、まだまだ組織に十分な変化は起こせておらず、現在も試行錯誤中です。今いる組織で悩みを抱えている方、ぜひ一緒に学びましょう!

[取材・文] 水玉綾、林将寛  [撮影] 戸谷信博

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