コーチングは、創造力あふれる自分を思い出す場所。well-beingの高い人生をサポートしたい #宮本大輝

コーチングは、創造力あふれる自分を思い出す場所。well-beingの高い人生をサポートしたい #宮本大輝

ZaPASSで活躍するコーチに、コーチになったきっかけやコーチングへの想いを聞く連載。今回は、宮本大輝さんのインタビューです。

宮本大輝|プロフェッショナルコーチ
2009年に外資系飲食企業に入社し、2年目にコーチングを学び始める。2012年に中小企業を対象としたコンサルティング、研修などを行う企業に転職後、2014年に独立。well-beingを経営のキーコンセプトに置く上場企業での人材・組織開発の仕事にも携わりながら、コーチ、ファシリテーターとしても活動。得意領域は、コーチング、チームビルディング。

マネジメントに活かしたい。コーチングを本格的に学び始めた社会人2年目

ー宮本さんがコーチになった経緯を教えてください。

学生時代、友人と立ち上げた学生団体のマネジメントについて悩んでいたときにコーチングを知って、ずっと体系的に学んでみたいと思っていました。コーチングを取り入れることで団体のメンバーが変わったり、自分もコーチングを受けることで「話を聞いてもらうって、こんなにも深い所からエネルギーが湧き出ることなんだ」と感じたり、少し学ぶだけでも様々な気付きがあったからです。

当時の自分の仕事である店舗経営やマネジメントにも活かせるだろうなと思っていて、そろそろ本格的にコーチングを学ぼうと、CTI(国際コーチ連盟に認定されているコーチ養成機関)の門を叩きました。

それから副業としてプロコーチとしての活動を始め、今まで500時間以上のセッションを行ってきました。

「自分は創造力あふれる人間である」自身の力を実感することが、充実した人生につなが

ー宮本さんが考えるコーチングの価値はなんでしょう

コーチングは、「自分は創造力あふれる人間である」ということを思い出させてくれます。

現実を作り出しているのは自分自身であり、だからこそ自分の力でより良い方向に変えていける。コーチングを通してそう感じることで、現実世界が変わるようなアクションを自然と取れるようになっていくんです。そういったトランスフォーメーションが起きるのがコーチングの価値だと思います。

人って、他者からの要望に応え続ける日々の中で、知らないうちに創造力が弱ってしまうときがあるんです。上司からの指示命令、お客様からの依頼、家族からの頼まれ事……。自分ではなく周囲からの要望に応えることに必死で、自分が本当にやりたいことは後回しになっていく。

でも、発揮する価値を最大化できるのって、自分なりのエッセンスを加えた新しいアイデアを提供し、そのために動いているときですよね。それができる人こそ充実した人生を歩んでいるし、ビジネスでも成果を出していると思うんです。

コーチングで創造力あふれる自分を思い出すことで、あるべき姿や求められるものに応えるばかりではなく、自分らしさを持ってものごとに向かえるようになる。そして最終的に、幸せな人生を自ら実現していけるようになります。

セッションは日常とはまったく違う空間。理想の世界を描き、現実の世界を変えていく

ーセッションの中で大事にしていることを教えてください。

大事にしているのは、コーチングの時間を、いかに濃密に、「クライアント(コーチングを受ける人)自身の深いところにアクセスできる時間にするか」でしょうか。

あくまで一例ですが、60分間のコーチングの大まかな流れとして、まずは課題を見つけ、解決策を模索し、最後は現実に帰っていく、という道を辿ります。課題を特定してから解決策を見つけるまで、正味40分ほど。この旅路は、ドラゴンボールで言う精神と時の部屋にいるみたいに、時空が止まったような、日常とは全く違う感覚で過ごしてほしいんです。

まずは、「○○さんは今どう感じられているんですか?」といった質問から、他者ではなくクライアントさん自身が感じていることにアクセスしてもらいます。セッションは、ビジネスライクな自分もエモーショナルな自分も、どんな自分を出してもOKな場。対話を通して感覚や考えを増幅させていき、その方の理想とする世界観を一緒に創り、感じてもらいます

セッションの後半では、精神と時の部屋で創り出した世界観と現実の差分を見ます。自分が主語である感覚をどうやったら日常の中で継続できそうか考えながら、徐々に現実世界に戻ってくる。そして、具体的な解決策やアクションプランを持って帰ってもらいます。

このときに、あっさり終わることを意識しているんです。というのも、コーチングってすごく甘美な世界なので、その時間に居つづけたくなってしまうんですよね。

セッション中は、クライアントの方は主人公で居られて、自分自身の変化も実感できる「素敵な時間」。ただそれって、そのためにデザインされているから当然なんです。

クライアントさんが生きているのは、現実の世界です。だからこそ重要なのは、コーチングの外で実際にアクションを起こし、理想の世界観を現実世界で実現すること。

コーチングでとびきり濃密な時間を過ごし、あっさり日常に戻り、アクションを実行する。それが、現実世界でのより良い体験につながると思っています。

大切なものを大切にし続けるために、相反する両極を扱えるコーチでありたい

ー宮本さんが描く理想のコーチ像を教えてください。

「両極を扱える」コーチです。理想と現実、ロジカルとエモーション、仕事とプライベート……。一見反対にあるように感じられる両方が、その人の人生やその人らしさに欠かせない要素だからです。

セッションの中でも、理想に寄りすぎているようだったら現実的なアクションプランを立てたり、仕事の話ばかりになっていたらプライベートについても聞いてみたりと、両極にあるものどちらも扱うようにしています。

というのも、新卒で勤めていた外資系飲食企業で働いていたとき、両極のバランスの大切さを強く学んだ出来事があって。

その会社がGreat Place to Work®(働きがいのある会社ランキング)の中小企業部門で一番をいただいたときに、自分が担当していた店舗の従業員満足度が社内でも高い評価を頂きました。顧客満足度もいい評価をもらえていて、「全国でいちばん働きがいのある会社で、働きがいのあるお店を作れたんだな」って達成感がありました。

でもそのお店は閉店することになってしまいました。ビジネスモデル上、どうしても採算が合わないことがわかったんです。

従業員満足度も顧客満足度も高かった場が、ビジネスモデル次第で無くなってしまう。現実を目の当たりにしたことをきっかけに、想いや理想と同時にそろばんをはじくことの必要性を感じました。大切なものを大切にし続けるためには、極にある両方が必要なんだと。

あとは、幼少期の両親の離婚も原体験の1つです。両親共に仕事を一生懸命頑張っていて、どちらかがサボっていたとかでもないのに、色々な理由が重なって家庭としては崩壊してしまった。こんなに仕事を頑張っているのに家族が守れないってすごく悲しいなって、子供心に感じたんですね。

だからこそ、仕事とプライベートなど、両方取りにいく人をサポートしたいです。両極を求めるからこその葛藤もあるでしょう。それをコーチとして共に抱え、クライアントさんが理想的な人生を実現していく道を、伴走していきたいです。

[文]大門史果 [編集]青木まりな [撮影] 伊藤圭

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