あなたも私も、もっと欲張りに生きていい。他人軸の人生から、心豊かで自分らしい人生へ導くNLPコーチング #藤原蘭子

あなたも私も、もっと欲張りに生きていい。他人軸の人生から、心豊かで自分らしい人生へ導くNLPコーチング #藤原蘭子

ZaPASSで活躍するコーチに、コーチになったきっかけやコーチングへの想いを聞く連載。今回は、藤原蘭子さんのインタビューです。

藤原 蘭子|コーチ
兵庫出身、東京在住、一児の母。大学卒業後リクルート、ビズリーチにて人材採用に携わる。
結婚、出産などのライフイベントを経て、育児をしながら働く中で、生き方や働き方を模索しコーチングに出会う。自身がコーチングを受ける中で、新たな気づきが生まれ、思考が整理され気持ちが整うことで望む未来への行動が加速し、コーチングのパワフルさと可能性を実感。その後は自身もコーチングを学び、独立後は働く人が自分らしく豊かに生きるためのコーチングを提供している。

コーチングのパワフルさに「やられて」プロコーチに

――藤原さんがコーチになった理由を教えてください。

私がコーチになったきっかけは、すべて自身のクライアント体験から来ています。

私自身がコーチングを継続的に受け、「現実を変えるパワフルさ」に衝撃を受けたからです。

私は3年前に子どもを出産し、産休・育休を取得し、職場に復帰しました。出産前は終電を気にしなくていいようにと会社の近くに住むようなタイプ。仕事で成果を出すことが楽しく、社内でも表彰を受けたりと、仕事で求められる成果もそれなりに出せていたのではないかと思います。仕事がお客様のために、そして社会のためになっているという実感や、社会に貢献できているという感覚もありました。

でも、出産後に復帰したら、そういうことが全くできなくなって…まさに八方塞がりの状態で。

例えば、育休復帰後はフルタイムで復帰をするつもりでしたが叶わず時短勤務。また大事な商談のときに限って、子どもが熱を出して保育園にお迎えにいかないといけないなど……。自分の意思でコントロールできないことが増えたように感じ、最初はすごくストレスが溜まりました。

思い返すと、元々性格的に目標達成意欲が高く、負けず嫌いなタイプで、仕事に対する成果や目標の達成率にも拘り、多くの時間を仕事に使っていました。自分でも気がつかないうちに、いつの間にか、仕事での成果=自分自身の存在価値、という価値観を持っていて、だからこそ育休復帰後は辛かったです。

当時はそんな自分自身の価値観にすら気づいておらず苦しんでいたのですが、

そんなとき、なんとか現状を変えたいと思い、NLPとコーチングに出会いました。

NLPは別名「脳の取扱説明書」とも呼ばれています。自分を理解し、頭の中を整理して、自分自身をもっと効率的に扱いたいと思って、学び始めました。

NLPを学び、同時に私自身もクライアントとしてコーチングを受ける中で、自分は何を求めているのか、何を満たしたいのか、どう在りたいのかということも徐々にわかってきました。仕事を通じてお客さんや社会に貢献する以前に、私自身が全く満たされていないことにも気がついたのです。

また、自分で作り上げていた「仕事での成果が自分の価値である」「ビジネスマン、母、妻、一人の女性、どの役割も100%完璧にしなければいけない」といった、自分を窮屈にしていた価値観に気付き、少しづつ淡くしていくことで、次第に肩の力を抜いて楽に生きられるようになって

NLPやコーチングを学び始めたのはあくまでも自分自身のためで、当時はコーチになろうとは1ミリも思っていませんでした。でも自分が変わると世界がこんなにも変わることに驚き、さらに興味を持ち、認定資格である「全米NLP協会認定 NLPコーチング プラクティショナー」を取得し、2020年1月からプロコーチとして活動しています。

「問い」を受けると、脳は空白を埋めるために答えを探し続ける

――NLPコーチングの特徴を教えてください。

NLPは、人間の脳の仕組みと思考パターン・行動パターンを扱っていることが特徴です。

Neuro Linguistic Programing(神経言語プログラミング)の略称で、別名「脳と心の取扱説明書」とも呼ばれるコミュニケーション技法として、1970年代のアメリカで生まれました。

人は「五感」を通して様々な経験をし、それに対して「言葉」を用いて意味づけをしています。例えば「自分は○○が得意&苦手」「○○が正しい」といった、自分のルールを作り出していくんです。

この自分のルールは、つまり「思い込み」や「行動パターン」のことで、NLPでは「プログラミング」と呼びます。

でも、この自分でつくった「プログラミング」が、うまく働かないときがあります。このうまく働かなくなったルール(プログラム)をうまくいく方向に書き換えていくコミュニケーション技法が、NLPです。私のコーチングセッションでは、NLPの様々なスキルも用いて、クライアントさんと対話を重ねていきます。

NLPでは「脳は空白を埋める」性質があると言われています。質問されると、脳はその空白を埋めようと質問に対する答えを探すんです。

コーチングでは、クライアントさんに数々の問いかけをします。もちろんセルフコーチング等で自己探求をされているクライアントさんが多いですが、思考の癖などによって盲点になっている所や、無意識的に思考を巡らせていない所などにも着目し、対話による問いの力を活用しながら、クライアントさんご自身が気付くことを大事にしています

問いには、人の可能性を広げる力があると思っています。クライアントさんの頭の中に意義のある空白が生まれるような問いかけによって、心豊かな人生を一緒に描いていきたいです。

心の状態を整えパフォーマンスをあげれば、社会はもっと創造的に、面白くなる

――藤原さんが考える、コーチングの価値って何でしょうか?

1つ目は、自分が本当に望むものに意識を向けられるようになることです。

私はコーチングを受けることで、自分の人生に妥協していたことに気づきました。

社会人になってから、会社やお客さんの期待に応えなければ、仕事で成果を出さなければ自分には価値がないと考えていました。

そして結婚して子供が生まれてからは、いい妻、いい母、キラキラした素敵な女性であらねば……。そんな「あらねばならない」他人軸に縛られていて、「本当はこうありたい」と思う自分の気持ちを諦めて、蓋をして、ついには自分がどうありたいのかもよくわからなくなっていることに気づきました。

例えば、私は1人旅が好きで、大学時代からよく海外を旅をしていました。旅をすることで、一人のゆっくりとした時間を作ることができ、見える景色が変わり、思考が整理されたり、エネルギーがチャージされたりする。これは私にとって必要で大切な時間です。

子供が生まれてからは、「小さな子どもがいるのに1人旅していると周囲が知ったら育児放棄していると思われないかな」「夫もそんな私に呆れるに違いない」と、自分で「出来ない理由」を作っていました。ブレーキをかけていたのは、周囲でも夫でも子どもでもなく、自分自身だったのです。

コーチングを受けることで、今自分が何を必要としているのか、自分は何を満たしたいのかということに気付けました。そして、それ自体を考えたり、表明したりするすることはわがままや欲張りではないとも気づき、スーッと心が楽になりました。

後日、子供が2歳になった頃、夫に一人旅に行きたいと相談すると、「そうなんだ!行ってらっしゃい!」と快く送り出してくれ、友人には「母になっても自分を大事にして素敵だね」と言われました。周囲の反応は自分が想像していたものとは違い、全部自分の思い込みだったことに気がついた瞬間でした。

2つ目は、自分を取り巻くいろいろなことが整い、最終的にパフォーマンスの質が上がることです。

私は、「自分にとって大事な環境、行動、価値観、信念などを大事にする」ことを大切にしています。

それができると、まわりの人にも大事なことがあると理解できますし、他者の大事なことも尊重しようと努められるからです。

自分が満たされると、意識が広がるように感じます。主体の意識が自分1人から夫婦関係や家族、地域、会社組織、社会、地球と視点が広がっていけば、それはとても豊かで素晴らしい。

また、私自身を振り返ると、自分の大事を大事にできていたときは、仕事の成果も、人間関係も、感情も、身体の健康も、自然とすべてが整ってきました。クライアントさんを見ていても、常々同じことを感じます。

ご自身の状態が整うことが、自分が持っている最大限のパフォーマンスを発揮する土台になると思います。コーチングを通じて、クライアントさんの底知れぬパワーやパフォーマンス、そして変化を目撃するたびに、人間の創造力、そして可能性の大きさに毎度驚かされます。

一人一人が最大限のパフォーマンスを発揮できることは、社会にとっても良いことですよね。みんなが自分らしく最高のパフォーマンスを発揮している状態になったら、社会はきっと、もっと創造的で、面白くなるのではないかと思っています。

「幸福」とは何かを自分で定義する時代

――藤原さんはこれからどんなコーチになりたいですか?

今私が大事にしている人生のテーマは「豊かさ」です。

2020年は新型コロナウイルスの流行もあり、ますますこれからの社会がどうなるのかはわからりにくくなっています。これまでの資本主義社会の中で、「幸福」の形は金銭的や物質的な豊かさに代表されてきましたが、今やその定義も多様になりつつあると感じます。

自分にとって何が幸福なのか? 真の豊かさとは?

幸福や豊かさの定義そのものも、自分で決める時代なのだと思います。

絶対的な答えはなく、学校でも社会でも教えてくれません。

実体験を通じて感じた「自分が変われば、世界が変わる」という信念を大事に、コーチングを通じて、ご自身の軸を明確にし、クライアントさんの人生がより心豊かなものになるように関わり合える、そんなコーチになりたいと思っています。

今思い返すと、結婚・出産を機に様々なことが起こったこの経験は、ギフトだったのではと感じています。仕事で成果が出ず、存在意義を見失い、自分自身をうまく扱えなくなったことが、ある意味コンフォートゾーンから抜け出すきっかけになったからです。

自分がわからず他人軸で必死に生きていた20代の自分に、「本当に頑張ったね」と声をかけてあげたい。20代ガムシャラにやってきた経験が全て自分のリソースとなり、今の私を創っている。そう感じることができたのも、コーチングのおかげでした。

特に仕事をしている女性は、妊娠や出産といったライフイベントやパートナーシップ、育児というテーマを「自分が進化できるチャンス/ギフト」として豊かに捉えることができると面白いと思っています。是非コーチングで支援していきたいですね。

そして、周囲の期待に答えているうちに自分軸がわからなくなってしまった方や、仕事で成果が出ているけれど何か物足りなさ、違和感を感じている方など、今後より一層心豊かに人生を歩んでいきたい方々をコーチングで支援したいです。

[取材]大門史果 [文]米澤智子 [編集]青木まりな [撮影] 伊藤圭

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