コーチの人間性に根ざした対話から自分を取り戻す——ビジョンを言語化したことで深まる「確信」 #エアーズ・ジェフリー・正明 #垂水隆幸

コーチの人間性に根ざした対話から自分を取り戻す——ビジョンを言語化したことで深まる「確信」 #エアーズ・ジェフリー・正明 #垂水隆幸

価値観が多様化し、正解を見いだせない時代だからこそ、自分の本心と向き合い、歩むべき道を定める意思の力が求められています。そんな中、コーチの人間性を通して自己を顧みるコーチングサービスZaPASSにて「#私のコーチ」という企画が始まりました。

第六弾は、スタートアップ・インキュベーターとして多方面で活躍するエアーズ・ジェフリー・正明(以下、ジェフ)さん。ZaPASSのコーチである垂水さんと出会い、コーチングを受けることに。

香港と日本における、全く違う仕事観の狭間で苦心していたジェフさんは「自分が今、何を思い、考えているのか?」について悩んでいましたが、垂水さんのコーチングを経て、ビジョンの輪郭が鮮明になり、自分の価値観に対する確信を取り戻すことができた、と言います。

激動の日々のなかで、見失われた「自らの在り方」を再発見したいと考えているあなたに届けたい一本です。

ビジネスの知見に富んだプロに触れたい

エアーズ・ジェフリー・正明 |インキュベーション・マネージャー
2014年より香港を拠点とするコンサルティング会社にて日本企業の海外進出にまつわるコンサルティング業務に従事。
2015年から2018年までINFORICH社のChargeSPOT事業の立ち上げに従事し、香港から日本進出までの業務に携わる。
現在はBINARYSTAR株式会社にて、ブロックチェーン産業のビジネス・アクセラレーションを担当。また、Growthix Capital 株式会社でファンド組成やM&Aクロスボーダー案件に関する海外顧客の開拓を担当。そのほかにも、株式会社丹青社におけるブロックチェーンxアートの新規事業「B-OWND」の戦略立案から、チームビルディングまでを担当。現顧問。
グロースハック事業、投資事業、コーチングなどの複数のスタート・アップ企業に携わるゼネラリストとして活躍している。

僕がコーチングを受け始めたのは、1年前です。普段はBINARYSTAR株式会社にて、ブロックチェーン産業のビジネス・アクセラレーションを担当し、複数のスタートアップ企業に携わるゼネラリストのように仕事をしています。

コーチングを受けた理由は、「自らの在り方」を見直す機会がほしかったから。大学を卒業してすぐに、香港の現地会社に飛び込んだ僕には、ロールモデルがいませんでした。

また、2018年の11月に、東京での仕事が始まり、環境が大きく変わって、出張や大型案件の担当、新規事業の立ち上げなど、仕事に追われる日々が続きました。

30歳という節目を迎えるにあたって、「自分は今、どの地点にいるのか?」そして、「どのようにすれば自分らしいパフォーマンスを発揮できるのか?」、ビジネスの知見に富んだプロに相談し、明らかにしたいと思っていました。そんな時に、知人から紹介を受けたのが、ZaPASSのコーチである垂水さんだったのです。

垂水さんは、事業戦略立案やM&A実行支援を行う、株式会社経営共創基盤の元ディレクターであり、レバレジーズ株式会社では、取締役兼経営企画室長として、新規事業開発、HR-tech関連プロジェクトを推進されたキャリアをもったうえで、プロとしてコーチングを提供されていました。

垂水さんには、東京での仕事が始まってから環境が変わり、「自らの在り方」に迷っていることを相談しました。香港では、英語でコミュニケーションをするので、白黒はっきりさせやすく、次のステップや未解決事項が明確になりやすい。

でも、日本は丁寧な伝え方を重んじる文化。日本人が少ない、特殊な環境で仕事をしてきた自分が、日本風に合わせようとするうちに、どうしても発言がしづらくなり、仕事が滞るような感覚を感じていました。

そう打ち明けると、垂水さんは「思考は英語脳のままにして、言語だけをそのまま日本語に変えてみたらどうでしょうか」と提案してくれました。

香港で働いていたときは、自分に軸足を置いて働いていましたが、日本に戻ってからは、相手に合わせようと気づかぬうちに相手に軸足が移っていて。その結果、自分の内側にある素直な意見が後回しになり、自分の選択が相手に委ねられる状況が生まれ、主体性を発揮できなくなっていたのです。これは、日本で働いていると陥りがちな心理的なトラップだと思います。

シンプルな提案ではありましたが、垂水さんのコーチングは自分のなかで複雑に絡み合った糸を解いて、一緒に結び直してもらうようなひと時でした。こうして僕は、香港と日本の仕事観が調和した働き方を、自分なりに見つけることができたのです。

ビジョンが言語化されたことで深まる「確信」

その後も引き続きコーチングを提供して頂いていたのですが、5回目のコーチングの時でしたでしょうか。垂水さんから「人生のビジョンを言語化してみませんか?」と提案をもらいました。

当時、様々なジャンルの仕事をしながらも、自分の中での優先順位や大切にしている価値観が、揺らいでいたように感じていました。本来であれば、成果が重要視される環境における仕事では、自分本位に物事を判断し、進めていく方が都合が良い場合も多いものです。しかし、困った人を見ると助けずにはいれない自分と、合理的でいようとする自分との間に、もどかしい思いを抱えていました。

そんな折だったこともあり、人生のビジョンを言語化するための取り組みを対話形式で行うことにしたのです。

「まず、社会に対して行いたいことや、大事にしている言葉を5つ挙げてください。次に “私は” という主語を加えて、文章にしてみてください。最後に、それらを達成していく上で、どんな存在で在りたいか、末尾に添えてみてください」

垂水さんにファシリテーションをしてもらいながら、浮かんできた言葉を伝え、文章に繋げていく。日々の激務で、言葉に出来ていなかった思いが自然と湧き出てきました。言葉として落とし込むのには時間がかかりましたが、1時間のコーチング内で無事、完成。

出来たビジョンは、この一文となりました。

「私は、社会善という究極の目的に対し、圧倒的な力という手段を持った上で、信頼と共感と優しさという生き方を通して、それを達成していくきっかけである。」

自分が無意識のうちに、押し込めていた自分本来の目的が明確にされた瞬間でした。

心の中で大切にしている感情や価値観は、目まぐるしく変わる仕事や環境の中で、知らず知らずのうちに埋没してしまいがちです。自分では、埋没していることに気付かないことも多いですが。

しかし垂水さんとのコーチングを通して、自分のこれまでの多様な活動を、はじめて説明できる言葉ができたと共に、これまでとこれからの在り方に「確信」が深まりました。困っている人に応えたい気持ちと、合理的であろうとしていることの二つの気持ちは、相対するものではなく、“私自身の本来の目的に紐づいて生まれている葛藤”だったわけです。

今は何を始めるにも、この「確信」に繋がるか、そうでないのかを考えるように心がけています。

技術以上も全人格で対話をしてくれるコーチ

社会の中では、多くのプロフェッショナルが皆、それぞれ独自の方法で、内省を行い、自分の軸足を確かめていると感じます。もちろん、自ら行う内省の重要性は理解した上で、私としては、友人であれ、コーチであれ、他者との対話を通して自己を顧みることがとても効果的だと感じています。

一方で、時には非常にプライベートなところまで踏み込んで、自分の心のうちをさらけ出すので、コーチに対して懐疑的な目が向けられたり、コーチングそのものに違和感を感じる人がいることも理解しています。自分の意思決定に少なからず影響を与えるのですから、当然なことであり、そこは時に厳しく見ていくべきだと思います。

しかし、自らが尊敬できる対話の相手を見つけ、自分の本来の姿を掘り出す作業を、伴走者として行って頂ける相手を見つけることの素晴らしさは計り知れません。コーチングを通して、自己の内省を高める行為は非常に教育的だと思いますし、伴走する側のコーチにとっても、相手の人生のストーリーを追体験していくわけですから、その意味において相互教育的なのでは無いでしょうか。

そう思えるのは、垂水コーチとの時間は、技術的な事以上に、全人格を通して対話して頂いている、と感じられることが大きな理由にあると思います。他人的な目線で聴いていない、真に考えてくれる感じが伝わってきますし、心を大切にされた、優しい方だと発言の節々から感じるんですよ。

私にとっての垂水さんは、ビジネスのプロフェショナルであるだけでなく、東洋哲学や成人発達理論にも造詣が深く、資本主義の中で、どう人が人らしく、人生を豊かにしていくのかをディスカッションする、尊敬する相手にもなっています。

そんな垂水さんへの恩返しは、何よりも僕自身が目指す自己の実現のはず。目指しているものを着実に形にしていきます。 

※コーチングのトライアルセッションの申し込みはこちらまで
https://zapass.co/questionary/

※コーチングサービスの詳細はこちら
https://zapass.co/

※垂水コーチのTwitterはこちら
https://twitter.com/taru_takayuki

[取材構成編集・文] 水玉綾、林将寛  [撮影] 戸谷信博

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